ゲーム業界の祭典、注目ポイントを総ざらい <動画>E3で目立ったのは「仮想現実」と「続編」

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6月16~18日、ロサンゼルスで最新ゲーム機の祭典である「E3(エレクトロニック・エンターテイメント・エキスポ)」が開催された。

注目を集めたのは、ヴァーチャル・リアリティ(仮想現実)だ。E3ではマイクロソフト、ソニー、そしてヴァーチャル・リアリティ会社オキュラスがそれぞれの最新製品を展示し、互いに争う姿勢をみせた。

CNETの上級編集者であるダン・アッカーマン氏はこう解説する。

「ソニーにはプレイステーション4対応のMorpheusヘッドセットがあります。マイクロソフトにはHoloLensがあり、またOculusという会社はフェイスブックが所有しています。これはマーケット・リーダーであり、実行可能なハードウエアを持ったのは彼らが最初であり、来年には購入可能になるはずです」

これまでヴァーチャル体験をするために消費者が払うコストについてはあまり話が出ていないと、アッカーマン氏は言う。おそらく高価になるだろうとのことだ。

ファンはこの最新技術に感動している。

「とても進歩したと思います、とても楽しめて、ヴィジュアル効果にとても感心しました」(ロサンゼルスのマヒア・キブリアさん)

「最初はわかりにくかったです、手を使いませんから、目を使い、周りを見回すと、すばらしいものが見えます」(英国人のオルガ・ハムレットさん)

E3では慣例となっているように、大手企業が新しいゲームを披露した。マイクロソフトが大きく取り上げたのは、”Halo 5:Guardians," "Rise of the Tomb Raider,""Gears of War for it's Xbox.だった。

マイクロソフトのXbox部門長フィル・スペンサーの発表内容は好評だった。

「今日、後方互換性のあるXbox Oneの発表ができてうれしく思います。時間とお金をかけ、ずっと楽しんでもらいたいと願っていたXbox 360ゲームは、Xbox Oneでも自然にプレーできるようになります」

マイクロソフトのライバルであるソニー・プレーステーション4は”The Last Guardian""Horizon Zero Dawn"、それに2016年春の新しい大ヒットゲーム、”Uncharted4:A Thief's End."などタイトルを発表した。同社はActivisionの”Call of Duty"を独占的に取り扱うことも発表した。

この産業は今や映画産業のように大ヒットを作ることに焦点をしぼっている。アッカーマン氏によれば、まだまだ後編があるということだ。

「これらのゲームは開発に莫大なコストがかかるので、何か新しい、普通とは違ったものに投資するのはとても難しいのです。だからもうひとつの”Call of Duty"や、もうひとつの”Halo"ゲーム、もうひとつの”Gears"ゲームが現われるわけです。毎年みんなが同じような好みに惹かれるんです」

任天堂はハリウッド型を追い求めてはいない。スーパー・マリオやゼルダのような、標準的なゲームやキャラクターを推進し続けている。

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