仕事で成長するには「印象に残る力」が超重要な訳 「感じがいい人」が会話に添える"すごい"ひと言

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しかし、「趣味は漫画」のその先に一言加えてください。

「特に『ドラゴンボール』が好きで、子どもの頃に何度も『かめはめ波』を打とうと訓練したことがあります」と一言加えます。

すると「趣味嗜好や人間性」が見えてきます。

聞き手の方の中に、「『ドラゴンボール』好き」がいれば会話が弾む可能性がありますし、かめはめ波を打とうと子どもの頃に訓練したという経験がある方であれば、すぐにでも話しかけたくなります

ちなみに、私は小学校2年生から4年生までかめはめ波を打つ訓練をしていたので駆け足で話しかけにいきます。

「サブリミナル効果」を使い一言加える

サブリミナル効果というものをご存じでしょうか。

諸説ありますが、例えば映画などで観客に気づかれないように一瞬だけフィルムに「コーラ」を映り込ませると、観客が「見たことを気づいていない」のに、コーラが意識に残り「コーラが飲みたくなる」効果のことを言います。

このように相手の無意識に何らかの印象を与えるノウハウになりますが、今では禁止されていると言われています。

では、具体的に説明していきます。

ビジネスでの活用イメージを湧かせるために、「社内の会議」「お客様との打ち合わせ」をイメージしてください。

例えば、あなたが上司の立場であれば、部下の発言に対して、「いい意見だな……」「いい質問だな……」とつぶやいてあげるだけでも、心理的安全性(※)が生まれやすくなります。

※心理的安全性:個人やグループが恐怖やリスクを感じることなく意見交換や仕事でチャレンジできる状態。

また、あなたが部下の立場であれば上司の発言に対して、「こんなふうに考えるのか……」「尊敬できるな……」など、一言つぶやいてあげるだけでも上司の心理的安全性が生まれることは間違いありません。

ビジネスシーンではクレームなどのネガティブな感情を率直に伝えられることはあっても、相手にポジティブな気持ちを伝えることも、伝えられることも少ないです。

ですので、この経験自体が稀有なため相手の印象に残りやすくなります

ぜひ、ご活用ください。

中北 朋宏 俺 代表取締役社長

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なかきた ともひろ / Tomohiro Nakakita

浅井企画に所属し、お笑い芸人として6年間活動。その後、人事系コンサルティング会社に入社し、内定者育成から管理職育成まで幅広くソリューション企画提案に携わる。入社3年でナンバーワンとなる。その後、インバウンド系事業のスタートアップにて人事責任者となり、「制度設計」「採用」などを担当。2018年2月9日に株式会社 俺を設立。“夢諦めたけど人生諦めていない人のために”をコンセプトに、お笑い芸人からの転職支援「コメディケーション」を展開中。
著書に『「ウケる」は最強のビジネススキルである。』『コンプレックスは営業の最高の武器である。』(いずれも日本経済新聞出版)がある。

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