見のがし配信「TVer」の明るい話題が飛び交う事情 ネット上が連日"TVer推し"になったシビアな背景

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4日、アメリカのサンフランシスコに本社を置くSensor Towerが表彰する「Sensor Tower APAC Awards 2023」でTVerが「ベストエンタメアプリ」を受賞。同賞はアジア太平洋地域のパブリッシャーによる優れたモバイルアプリ/ゲームにスポットライトを当てたもので、TVerは安心・安全な750以上のテレビ番組を無料で見られることや、日本で最もダウンロードされたエンターテインメントアプリであることなどが評価されました。

視聴率速報より配信再生数の発表

さらに同日、フジテレビは4月期の番組改編発表でスポーツ番組「すぽると!」の復活を発表。また、31日の初回放送に先駆けて28日からTVerでのスポーツニュースLIVE配信「すぽると!on TVer」のスタートを明かしました。こちらはTVerで毎日22時30分から配信され、「速報をベースに地上波では見られないシーンを余すことなく“全見せ”する」という業界初の試みに期待が集まっています。

6日朝、「TVerで見て」がXでトレンド入りして活発なコメントが飛び交いました。これは2021年1月2日に放送された「喜怒哀ラフ」(毎日放送)の公式Twitterが同日につづったコメントに対する反応。そのコメントは「#喜怒哀ラフ は今日からTVerで無料配信されますが、再生数に応じて出演者に然るべき出演料が支払われるだけでなく、再生数は第2弾があるかの大切な指標になります。違法アップロードされた動画が何万回再生されても、何も良いことはありません。是非TVerでお楽しみください!」というものでした。主に推し活をしている人々が「推しのためにTVerで見よう」という声をあげていましたが、3年以上前のコメントがあらためて脚光を浴びるところにTVerの勢いが表れています。

その他でも最近はネットメディアが視聴率の速報記事より、「過去最速で200万回再生突破」などとTVerの配信再生数が報じられる機会が増えています。いずれもポジティブな話題ばかりですが、なぜこのようなTVer関連の記事が急増しているのでしょうか。

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