ついに決勝「R-1グランプリ2024」見所を徹底解説 芸歴制限を撤廃、アマチュア芸人も参戦する

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今年は「R-1には夢がない」と発言して賛否を巻き起こした『M-1グランプリ2022』王者のウエストランド井口が参加。R-1や大会を主催する吉本興業をイジるネタで話題となったものの、準決勝で敗退している。

また、SAKURAI、おいでやす小田、紺野ぶるま、マツモトクラブ、キンタロー。、ヒューマン中村、ななまがり森下、こたけ正義感など、よく知られた過去のファイナリストたちも勝ち上がっていない。敗者復活戦は廃止されたものの、昨年と比べてファイナリストが8名から9名に増えているだけに、改めて今大会における準決勝の壁の厚さを感じさせる。

ネタ順だけで結果は予想できない

もう一つ、今年はファイナルステージ進出枠も高得点を獲得した上位2名から3名へと変更。昨年と同じく総当たり戦ではあるが、勝ち上がるチャンスが拡大した。ちなみに1stステージのネタ順は以下の通りだ。

1. 真輝志
2. ルシファー吉岡
3. 街裏ぴんく
4. kento Fukaya
5. 寺田寛明
6. サツマカワRPG
7. 吉住
8. トンツカタンお抹茶
9. どくさいスイッチ企画

久々に総当たり戦となった2021年以降の傾向では、後半に出場した芸人がやや有利に感じられる。しかし、一昨年には2番手のお見送り芸人しんいちが優勝しており、一概にネタ順だけで結果は予想できない。

爆笑を巻き起こし王者の座を射止めるのは、常連組か、初出場組か、はたまたアマチュアか。本番を心待ちにしている。

鈴木 旭 ライター/お笑い研究家

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Akira Suzuki

2001年から東京を拠点にエモーショナル・ハードコア/ポストロックバンドのギターとして3年半活動。脱退後、制作会社で放送作家、個人で芸人コンビとの合同コント制作、トークライブのサポート、ネットラジオの構成・編集などの経験を経てライターに転向。現在、『withnews』『文春オンライン』『現代ビジネス』『FRIDAYデジタル』といったウェブ媒体、『週刊プレイボーイ』(集英社)などの紙媒体で記事執筆中。著書に著名人6名のインタビュー、番組スタッフの声、独自の考察をまとめた『志村けん論』(朝日新聞出版)がある。

 

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