小田急の「新拠点」海老名駅の知られざる裏側 本社が一部移転してきたビルには「乗務所」も
海老名には相模鉄道の相鉄本線と、少し離れてJR相模線が乗り入れる。相鉄本線は横浜―海老名間24.6kmを結ぶ。海老名駅は頭端式ホーム1面2線。JR直通線と東急直通線の開業により、新宿や西高島平など、さまざまな行き先の電車を見るようになった。2023年春には小田急の改札と反対側の横浜方に北口が誕生した。駅改良工事も続いている。
乗換駅として設置
小田急・相鉄両線の開業当初、海老名駅は存在しなかった。1926年、相鉄本線の前身にあたる神中鉄道が二俣川―厚木間の営業を開始。翌1927年には小田原急行鉄道が小田原線の新宿―小田原間を一気に開通させた。神中鉄道には相模国分、小田急には海老名国分という名称の駅があった。
海老名駅は神中鉄道が現在の小田急線本厚木駅に乗り入れるにあたり、1941年に設置された。場所は現在よりやや東側の押堀西交差点付近で、当初は小田急の電車は通過していたという。両社が戦時統制で「大東急」傘下となったのち、1943年4月、小田急の電車が海老名に停車するようになって海老名国分は廃止。海老名国分は小田急としては数少ない廃止駅だ。
JRの海老名駅が設置されたのは、ずっと時代が下って国鉄民営化直前の1987年3月21日。海老名市が設置費用を負担した請願駅で、1991年に相模線が電化されるまでは気動車が発着していた。相模線にとっても海老名は茅ケ崎―橋本間33.3kmのほぼ中間にあたる。全線が単線だが、最近になって新型の「E131系」電車が投入された。
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