テイラー・スウィフトに「陰謀論」が付きまとうワケ トランプ支持者からのレッテルが大統領選を揺るがす

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2024年2月11日、東京公演を終え、ネバダ州ラスベガスでのNFLスーパーボウルを観戦したテイラー・スウィフト(右)。勝利を収めたカンザスシティ・チーフスの選手で恋人のトラビス・ケルシーさんとキスを交わした(写真・Ezra Shaw/Getty Images)

2024年2月、5年ぶりの来日公演で東京ドームを4日連続で満員にし、ファンたちを熱狂させたテイラー・スウィフト。

その興奮が冷めやらぬタイミングで、改めて紹介するのも野暮と思われるが……。グラミー賞を12度受賞、インスタグラムのフォロワー数2億8000万人以上、2023年「タイム誌」恒例の「今年の人」に選出……。やはり野暮な気がする。

とにかくスウィフトさんは、今のアメリカ音楽界で異次元の輝きを放っているのだ。

在米日本大使館の遊び心

東京公演をめぐっては、彼女がNFL(アメリカンフットボールのプロリーグ)最高峰を決める2024年2月11日のスーパーボウルの応援に間に合うようにアメリカに戻れるかも話題となった。それは、彼女の恋人であるトラビス・ケルシー選手がカンザスシティ・チーフスの一員としてスーパーボウルに出場するためであった。

これに関して、ワシントンの日本大使館がX(旧Twitter)に「大丈夫、彼女は東京からスーパーボウルに間に合う」という声明を出した。その文面には、彼女のヒット曲のタイトルが複数散りばめられるという、日本らしからぬ(?)遊び心が発揮されていた。

例えば、「恐れを知らない」を意味する“Fearless”という曲名に引っかけて「心配する人々もいるが、この才能あふれるパフォーマーは日本の観客を熱狂させてからチーフスを応援するためラスベガスには行けるので、恐れなくていい」。

原文は、anyone concerned can be Fearless in knowing that this talented performer can wow Japanese audiences and still make it to Las Vegas to support the Chiefsといった具合。大使館に彼女の熱烈なファンがいたことは間違いなさそうだ。

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