(1)「知性が光るインテリ枠」
昨年5月に上岡龍太郎が亡くなった。特に関西の芸能界において、後継がいない感じがするのだが、そんな中で考えれば、関西出身ということで松尾貴史はどうだろうか。
あの独特の語り口や切れ味は、上岡龍太郎に通じるものがある。また、オカルトネタに激怒して番組収録を途中退席するような上岡の反骨精神も継いでいる。若い探偵と馴れ合わず、鋭くツッコミを入れる上岡的な探偵像を期待したいと思う。
探偵からの内部昇格枠はありか
(2)「人間味にあふれた俳優枠」
もう36年も経つのだから「探偵からの内部昇格枠」があっていいと思いながら、例えば現役探偵の間寛平や石田靖は、局長というより「生涯一現役探偵」という感じがする。
そこで「人間味にあふれた俳優枠」×「内部昇格枠」として、生瀬勝久はどうか。実は彼、あまり知られていないが初代探偵の1人だったのだ(当時の芸名は「槍魔栗三助」=やりまくり・さんすけ)。
初回放送で話題となった「カーネル・サンダースを救出せよ」(1985年の阪神優勝のとき、道頓堀に投げ込まれたカーネル・サンダース人形を探す印象的な調査)を手掛け、知名度だけでなく実績(?)も十分。同じく兵庫県出身ながら、松本人志からの変化感もあり、適任だと思う。
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