今年はクイーンが出場「紅白」のひと味違った見方 「海外アーティスト出場」の歴史を振り返る
旧ジャニーズ勢の出場がゼロという話題から始まった今年の『NHK紅白歌合戦』。そうしたなか、発表とともに大きな反響があったのがクイーン(正式にはクイーン+アダム・ランバート)の出場だ。『紅白』というと日本の風物詩のイメージが強いが、実は海外アーティストの出場も意外に多い。ひと味違う、番組のもうひとつの歴史を振り返ってみたい。(文中敬称略)
クイーンと日本の深い縁
いまやレジェンドでもある世界的ロックバンドのクイーンは、日本との縁が深いことで有名だ。まだデビュー間もない1970年代、音楽性の高さはもちろんビジュアルの魅力もあって日本での人気がいち早く沸騰した。1975年の初来日時には空港に若い女性ファンが殺到して大騒ぎになったほどだった。
ボーカルのフレディ・マーキュリーも親日家で有名。「ボヘミアン・ラプソディ」、「伝説のチャンピオン」、今回『紅白』で披露される「ドント・ストップ・ミー・ナウ」など誰もが知るヒット曲も多く、アカデミー賞4部門を獲得した映画『ボヘミアン・ラプソディ』(2018年公開)の大ヒットも記憶に新しい。しかも今年はデビュー50周年ということもあり、出場が実現した。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ビジネスの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら