いかがでしょうか?ミュージカルのように型が決まっており、どこを読めばいいのかは、あらかじめ予想することができるということでしたね。
そして、その最大のポイントが「トピックセンテンス」でした。トピックセンテンスというのは、文章の中で重要になってくるポイントのことを指します。ここを読むときにスピードをあえて落とすことで、文章全体で何がいいたいのかを理解することができます。
トピックセンテンスを探す
この漫画でも紹介されていましたが、いちばんわかりやすいトピックセンテンスは「疑問提起」と「否定」です。「なぜ、こういうことが起こったのだろうか?」「どうしてわれわれはこういうことをしてしまうのだろうか?」という、質問の形態を取った言い回しのことをいいます。
大抵の場合は「why?」から始まるものであり、「どうしてそうなのか、みなさんはどう考えますか?」というような質問を投げかけます。もちろん著者は答えを知っていて、その後で答えを発表します。
それでも質問をするのは、読者に考えてほしいからです。読者に考えてもらいたいと考えているから、わざわざ質問の形態を取っているんですよね。
逆に言えば、それくらい大事だということを指します。なのでまず「?」と書いているところを確認する必要があるわけです。この答えを探すように読めば、スピードも上がります。
加えて、「否定」も重要です。
「みんなこう思っているけれど、そうじゃないんだ!」「知られていないけれど、これって重要なんだ!」 という、世間一般の常識に対して「NO」を突きつけるような文章は多いです。
だからこそ、否定を使って、その思いを表現することが多くなるというわけです。
日本語で言えば「しかし」とか「だけれども」「だが」などがそれにあたり、英語であれば「But」「Yet」「However」の後には、トピックセンテンスが存在していることが多いです。
このように、「力を入れて読むべき箇所」がわかれば、英文が速く読めるようになります。すべての文をだらだらと読むよりも、力を入れて読むポイントを押さえて読解するほうが、必ず読みやすくなるはずです。ぜひ参考にしてみてください。
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