「弱い日本」を悲観する人は、世界を知らなすぎる 治安も食事も最高な日本で生きていく"リスク"
私たちの先祖であるホモ・サピエンスが、東アフリカに誕生してから約20万年。人類の目的は「生存」だったと言って間違いではないでしょう。食料を確保し、猛獣たちから身を守り、自然災害や気候変動などにも対応し、そして伝染病などの病気とも戦ってきた歴史でした。
やがて知恵のあった人類は火を起こし、道具を作り、集団で生活し、食糧も自分たちで作るようになり、やがて文明が起こり、徐々にその目的を勝ち取っていきました。
それなのに戦争がなくなった時代はありません。危険な国・地域は存在し、これもまた戦争や紛争などの影響が強いですが、食糧供給が混乱し、栄養不良や飢えに苦しんでいる人たちもたくさんいます。
日本はダメどころか最高な国
翻って、日本はどうでしょうか?
いつも何かしら犯罪のニュースは流れてくるので100%安全ではないながらも、世界のさまざまな国を見た時、日本ほど治安が良い国はないと言っても過言ではありません。インフラの整い方も世界有数でしょう。
また、選ばなければ仕事もあります。食事だって安いものから高いものまで選択肢が多く、世界中のさまざまな料理が食べられる。こうした状況は今に始まったわけではなく、ずいぶん前からありました。
世界にはまだまだ生存が厳しい国や地域がある中で、日本はそれを圧倒的1位でかなえてしまった国という見方はできないでしょうか? ダメどころか最高な国です。
別に私は日本礼賛をしたくて、この原稿を書いているわけではありません。そんな最高な国に生きていると「もっと、こうなりたい!」という欲望や必然は少なくなってきますよね? ということが言いたいのです。そうなると発展は止まってしまいます。
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