英語が「ネイティブらしく聞こえる」ただ1つのコツ カギは「中学レベルの基本動詞」にあり!

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動詞は、動作・状態・存在を表す最もエネルギッシュな品詞で、生きている英語を話すには不可欠な存在です。時制や話し手の意図も含むし、文章の口調や丁寧さを表現できるのも動詞です。たとえば、日本語の「食う、食べる、召し上がる」のように、英語も“chow down, eat, dine” という表現がそれぞれあります。全部同じ「食べ物を消化する」という意味ですが、ニュアンスが違うので使うシーンは全く異なります。

英会話の軸は「動詞」!

このようなニュアンスの違いは、あまり学校や教科書では勉強できなかったかもしれません。なので留学したときに私が話してた英語は、いわゆる論文よりのかしこまった遠回しの表現が多かったと思います。日本では、日常英会話で使うような英語よりは、文章で読むような堅い英語を多く学んでいる印象です。このような英語はネイティブには、少し変に聞こえたり、言いたいことがイマイチ伝わらなかったりするかもしれません。

たとえば以下は、どちらが日常でネイティブがよく使う英語でしょうか。

I need to search for my phone. VS  I need to look for my phone.
携帯がない! 探さなきゃ!
I postponed doing my homework. VS  I put off doing my homework.
宿題を後回しにした。

答えは後者です。後者は中学生で習うような表現を組み合わせてるだけですが、これがシンプルで誰もが理解でき、本当にネイティブがよく使うカジュアルな英語です。これらを使いこなすには単純に各単語の定義を知るだけでなく、動詞自体の使い方、そして句動詞や慣用句を学ぶ必要があります。

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