激レア!ディズニー仕様キャンピングカーの正体 フィアット「デュカト」ベースの新型続々登場

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乗車定員4名、就寝人数4名のこのモデルでは、2名用の2列目シートを装備。もともとデュカトは、運転席と助手席を180度後方に回転できるため、前席と2列目シートの間に昇降式のテーブルを設置すれば、対座式のリビングにすることが可能だ。また、2列目シートは、電動でベッド(サイズ1800mm×1010mm)にすることも可能で、操作もスイッチひとつで簡単。また、室内照明や2列目シートなどを操作するスイッチ類は集中式のため、ベッドに横になって照明を消すなどの設定も楽に行うことができる。

ヴェローナの2段ベッド
ヴェローナの2段ベッド(筆者撮影)

さらに、室内後方には2段ベッドも常設する(上段1880mm×740mm、下段1880mm×670mm)。ベッドボードは可動式で、就寝人数や積み込む荷物などに応じてアレンジも可能。下段ベッドの後方には、ゴルフバッグなども入れられる収納スペースも用意する。また、ベッド横には、個室となるサニタリーユニットもあり、着替え室やシャワー室、洗面室、トイレなど、多様な用途が可能。なお、このユニットの壁は可動式のため、普段はしまっておき、観音開きのリアハッチドアからの通路にできるほか、逆に、後から室内が見えないよう目隠しに使うこともできる。ほかにも、冷蔵庫や電子レンジ、クーラーなども装備し、高い利便性や快適性を誇る。

価格(税込み)は、展示車両の場合で1480万円。デジタルTVチューナーやドライブレコーダー、フロアマットなど、豊富なオプションも設定する。

デュカトをベースにしたキャンピングカーに注目

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デュカトは、前述のとおり、以前から海外製の高級キャンピングカーとして有名だ。とくにドイツの「デスレフ」やスロベニアの「アドリア」といった欧州メーカー製モデルには、国内で1000万円後半から2000万円を超える高価なモデルも多い。今回紹介した3機種のほかにも、デュカトの国産キャンピングカーは徐々に増えつつあるが、いずれにしろ、長年培った欧州製モデルのブランド力にどう対抗するかが、今後のカギとなるだろう。デュカトを基軸とした欧州勢と日本勢のシェア争い、その行方が今後気になるところだ。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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