毎日ストレスを抱える人に教えたい「3大解消ツボ」 まずは試してほしい「太衝」「神門」「内関」

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神門(しんもん)」は、自律神経の興奮状態を抑えて気持ちをリラックスさせ、ストレスによる便秘などの腸のトラブルに効果があります。また、排尿困難や小指の痙攣、手のひらの熱感、皮膚のかゆみ、疲労、食欲不振、嘔吐、むくみなどにも効果的なツボです。

神門
出所:『自律神経にいいこと大全100』

探し方は、手のひら側の手首にある横ジワのライン上にあります。シワに沿って小指側にスライドしていくと、いつもは気にもしない豆のような出っ張った骨に出会えるはずです。豆状骨(とうじょうこつ)といいますが、そのすぐ内側に神門があります。

神門は少し細かいツボの配列部分になりますので、押す面積を狭く指の先で押したり、お灸で温めたりするといいでしょう。気分の落ち込みを感じた時に刺激することで、精神が楽になるはずですよ。

「膻中」も効果的

神門は「心経(しんけい)」の経絡に属するツボで、「神」という文字が使われているツボは東洋医学では脳や精神と関係が深く、「心(しん)は神を蔵(ぞう)す」「心(しん)は神明(じんめい)を主(つかさど)る」という言葉が東洋医学の医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』に記されています。

気持ちの落ち込みには「膻中(だんちゅう)」も効果的です。両乳首の間または両脇を結んだ中点にあります。

(出所:『自律神経にいいこと大全100』)

胸骨という骨の上にありますが、ストレスが溜まっている人はこの部分を押すと痛みがあるはずです。息苦しさや乳腺炎の予防などにも使用します。

目を閉じて舌を出したとき、まぶたや舌が細かく震えている場合はストレスが強く溜まっているサインです。自分では確認できないため、他の人に確認してもらう必要がありますが、まぶたや舌が細かく震えているときは、体からのSOSサイン。早めの対処をおすすめします。
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