習主席が「二階3000人訪中団」に語ったこと <動画>友好関係の重要性を強調
中国の習近平国家主席は5月23日夜、北京の人民大会堂で開かれた日中観光交流イベントに参加し、日中の長い友好の歴史について、自身の個人的な体験も交えて、あいさつをした。
その中で、いわゆる歴史認識問題については、次のように語り、今年8月にも安倍晋三首相が語るとみられる70周年談話を牽制して見せた。
「中国人民抗日戦争、世界反ファシスト戦争の勝利70周年の年に当たって、日本軍国主義が犯した侵略の罪を隠すこと、歴史の事実を歪曲(わいきょく)するようなことがあってはならない。軍国主義による侵略の歴史を歪曲し、美化しようとするいかなる言動も、中国人民とアジアの被害国の国民は決して許すことはない。正義と良識を持つ日本国民もきっとこれを許さないだろう」
二階氏が安倍首相の親書を手渡し
今回のイベントには北京を訪問している二階俊博自民党総務会長が会長を務める「全国旅行業協会」の関係者ら、日本からは約3000人が参加した。
壇上には習氏と二階氏がそろって入場。習氏と二階氏がそれぞれ挨拶をした。交流イベントには中国側の観光関係者らをあわせて約3500人が参加。日本からは約20人の国会議員、御手洗冨士夫・日本経団連名誉会長らの政財要人も参加した。この場で、二階氏は、身を乗り出すようにして、隣の席に座った習氏に安倍首相の親書を手渡した。
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