東山氏、ジュリー氏、井ノ原氏の心情を表情で分析 「冷静、苦悩、歯がゆさ」三者三様の感情が表出

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東山氏から見ていきます。感情は自身が重要だと思うことについて湧き起こります。東山氏が至極冷静であったのは、会見時点において、ジャニー氏が起こした性加害の状況や被害者の訴えを深く認識しておらず、救済の具体策も決まっていない、また、自身に向けられたパワハラ・セクハラ疑惑についても自認がない、こうした理由ゆえと推測します。

例えば、「8月末に出された特別チームによる調査結果と提言をどのように受け止めた結果、今回の認定、そして新体制となったのか」という記者からの質問に対し、「自分たちでそれを調べるということはできないわけです。なので、提言の先生たちの意見を待たなければならず、その中でできることを考えていくのでなかなか難しい作業ではありました。提言を受けて動き出さなければいけないという思いでいましたので、藤島とともに今後を考え、このような結論になりました」と答えています。

「自分たちでそれを調べるということはできない」とのことですが、ジャニー氏の性加害は噂レベルでは知っていたことや、今回の会見に臨むにあたり、東山氏及びジュリー氏よりも性加害について内情を知っている可能性の高い白波瀬傑前副社長とは「お話をさせてもらっていない」「直接聞くというのが僕の中ではできなかった」と述べていることから、新社長として問題にとり組むという意識が十分には高まっていないのだろうと考えられます。

自身のセクハラ疑惑についてはあやふやに

さらに、自身のセクハラについては、会見最初のほうでははっきりと否定していたものの、後の質問では、「やっぱりなかなか記憶を呼び起こすのが難しい作業でもあったので、実際したかもしれないし、してないかもしれないというのが本当の気持ちですね」と答え、あやふやになります(なお、後に同様の質問がなされ、訴えている人がいるなら、「対応してもよい」と答えています)。

次に、ジュリー氏の悲しみ及び恥表情についてです。叔父が行った性加害、そして母がその隠蔽に関わっていたという事実に恥を抱き、現在活躍しているジャニーズタレントが「性被害にあったゆえに有名になった」と誤解されることに、タレント本人に申し訳なく思い、悲しみを抱いているのだと推測します。

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