2010年代後半以降の若い起業家には、会社を大規模化したくないという人が如実に増えています。顧客にちゃんと価値を提供できて、自分たち創業メンバーが楽しければ、この小さな規模でずっとやっていきたいという考えですね。
ただ、現実は難しい。成長すればお金は儲かります。お金を目標にすると、余計なことを考えずに規模を拡大して、お金を儲け続けられます。
コミュニティー・マネジメントの課題
一方、コミュニティーとして機能するような、社員30人程度までの小さな会社を維持するのは難しい。事業規模が小さくなりますから、潰れてしまったりするのです。
新陳代謝の問題もあります。一般的なコミュニティーも、維持しようとすると、メンバーが常連化してゆき、新しい人が入りにくくなってしまいます。
かと言って、同じメンバーで維持できるわけでもなく、メンバーが抜けるなどして先細りになるのです。
どうやってつねにリフレッシュしながら、規模を大きくしすぎず、お互いの顔が見える程度でつなげていくか。コミュニティー・マネジメントの分野でも、難しい課題とされています。
(構成:泉美木蘭)
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