信頼される「CSR企業ランキング」トップ500社 富士フイルムホールディングスが6年ぶり1位

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3位は昨年6位から上昇した中外製薬(572)。人材活用44位(91.4)、環境73位(90.7)、企業統治+社会性54位(95.1)と高水準のCSR項目に加え、財務1位(294.8)で医薬品初のトップ3入りとなった。

カンボジアでNPOと共同実施する「がん医療の基盤向上を目指したチーム医療ワークショップ」など、同社の社会課題解決の取り組みには定評がある。親会社のロシュ・グループが行うチャリティーイベントでの募金活動なども多く実施している。また、学識経験者で構成されるサステナビリティ・アドバイザリーコミッティから、CSR活動全般にわたりアドバイスを受けるなど、外部の視点も積極的に取り入れている。

一歩後退となったNTTドコモ

4位はNTTドコモ(570.2)で、昨年2位から一歩後退となった。同社はモバイルICTやIoTを活用した社会課題解決型ビジネスの取り組みを展開する。例えば、地域間の医療格差是正を目指し、過疎地域と大都市の医療機関を5Gネットワークでつなぐことで、遠隔での手術支援や診療支援などを実現している。

5位は昨年12位からトップ10入りした積水ハウス(570)。人材活用は152位(85.7)と劣る面もあるが、ほかでカバーした。同社が手がける新築戸建住宅の9割超は、太陽光発電などでエネルギー収支を実質ゼロにするZEH仕様だ。事業における使用電力も27.5%を再生可能エネルギーで賄う。

6位は三井物産(568.9)。大手商社の中ではトップとなった。同社は人材の育成・定着に取り組む。従業員1人当たりの年間教育研修費用・時間はそれぞれ46万円・35時間とトップクラス。新卒3年後定着率も96%と高水準だ。

以下、7位花王(567.9)、8位KDDI(567.6)、9位NTTデータグループ(567.3)、10位JT(566.7)と続く。

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