外国人客の激減は痛いが、先行きは悲観していない--「カプリチョーザ」等の外食チェーンWDI・清水謙社長

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外国人客の激減は痛いが、先行きは悲観していない--「カプリチョーザ」等の外食チェーンWDI・清水謙社長

イタリア料理店「カプリチョーザ」をはじめ、複数の外食業態を手掛けるWDI。震災後、同社の売り上げは低価格業態が堅調な一方、高価格業態が急落し、業態ごとに明暗が分かれている。今後、消費者のマインドはどう変わっていくのか。清水謙社長に聞いた。

--震災はどんな影響を与えましたか。

3月の既存店売上高は、前年同月比18.9%減と非常に厳しかった。2月まで8カ月連続前年を超過していたので、東日本大震災の影響をもろに受けた。

震災当日の3月11日は関東圏の直営46店舗で営業を休止した。店を開けている場合ではないと判断したからだ。翌日も入居施設のデベロッパーの安全確認などがあり、ほぼ全店で休業した。震災後3日間は売り上げが前年の7~8割ダウンとさんざんな状況だった。

被災したのは、東北の盛岡、仙台、郡山などのフランチャイズ店10店弱。1カ月でほぼ復旧し、残り2店舗はゴールデンウィークまで営業を再開する予定だ。

--その後の戻りは。

イタリア料理店「カプリチョーザ」、石焼きハンバーグ店「ストーンバーグ」は3月末に売り上げが前年並みに戻るなど、回復が早い。両業態は客単価が1200円程度なので、消費者は足を運びやすいと見ている。4月1日に開業した一品勝負が特徴のスパゲティ専門店「ロメスパバルボア」も、客単価は550~600円で、出足は非常にいい。

いまだに苦しいのは、客単価5000円程度の高価格業態だ。その中でも、外国人をターゲットにしているところのダメージが大きい。福島の原発事故の影響で、東京に在住する富裕層の外国人が国外へ待避している。来日する外国人観光客も激減しているため、客足は一向に戻らない。

具体的には、創作寿司ダイニング「レインボー・ロール・スシ」、イタリアンレストラン「イル・ムリーノ」の売り上げは、3~4割減の状況が続いている。客単価3000円程度の中価格帯に位置するアメリカン・レストラン「ハードロックカフェ」も、収益源のお土産コーナーの売れ行きにまったく動意がない。

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