7日乗り放題「北海道&東日本パス」で旅するコツ 便利だが低い知名度「18きっぷ」とどう違う?

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JR北海道 キハ40
函館本線大沼付近を走るキハ40系の普通列車(写真:アシケン/PIXTA)
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猛暑が続いている。盛夏である。「青春18きっぷ」の季節だ。1万2050円で5日間、全国のJR普通列車に乗り放題なので、節約はもちろん自由度の高い旅をするには最適だ。

18きっぷについては、シーズンが到来するたびにガイドブックが販売されるほど利用方法が紹介されており、一般の人にも慣れ親しまれる存在になっている。

そこで今回は、利用地域に限定があるものの、大ざっぱにいえば18きっぷとほぼ同じ利用条件である「北海道&東日本パス」に目を向けてみたい。

JR北・東と三セクも乗れる

北海道&東日本パスの利用期間と、利用できる区間は以下のとおりだ。

・利用期間(2023年発表分)
【春季】2023年3月1日~2023年4月22日
【夏季】2023年7月1日~2023年9月30日
【冬季】2023年12月10日~2024年1月10日
・利用できる区間:JR北海道、JR東日本、青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、北越急行の全線。フリーエリア内の普通列車(快速含む)の普通車自由席およびJR東日本のBRTが乗り降り自由

有効期間は連続する7日間で、価格は大人1万1330円・子供5660円。7日間で1万1330円と、1日あたりの金額も18きっぷより安価であるにもかかわらず目立たない印象があるのは、7日間連続で利用する必要があることと、その名の通りJR北海道とJR東日本管内での利用に限られるため、西日本からは利用しづらいことが理由として挙げられるだろう。

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