BTSの軌跡辿った初のオフィシャルブックの中身 『BEYOND THE STORY』の冒頭に書かれていること

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デビュー10周年、かつてないほど率直に語られた初のオフィシャル・ブックーー何が書かれているのでしょうか(写真:AP/アフロ)
2023年7月9日、韓国をはじめ世界各国で『BEYOND THE STORY:10-YEAR RECORD OF BTS』が発売された。その発売当日からアメリカ、イギリス、ブラジル、オーストラリア、そして日本などさまざまな国のベストセラー1位を記録、ニューヨーク・タイムズ紙のベストセラー第1位にも輝いた。
本書を買おうと各地の書店へ押し寄せたのは、BTSのファンダム・ARMYたちだ。「買えた」「いま読んでる」とARMYたちがSNSに投稿し続けているその書籍は、500ページ以上もある大型本である。そこにはいったい、何が書かれているのか。最初に登場するメンバーは? 本書の冒頭をご紹介する。
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2010年、クリスマスイブのJ-HOPE

韓国・ソウル。江南(カンナム)の新沙(シンサ)駅の交差点は、韓国でもっとも交通渋滞がひどい場所のひとつだ。江北(カンブク)で車に乗って漢南(ハンナム)大橋を渡り江南に来る人はみんな、この交差点を経て論峴(ノニョン)や清潭(チョンダム)、狎鴎亭(アックジョン)のような江南の街に向かう。

道がすごく混むときは、交差点の信号を数十分以上も見上げ、前に並ぶ車の列が進むのをひたすら待つ。もし、新沙駅が目的地であるなら、車ではなく地下鉄で行くほうが早くて正確だ。

ところが、新沙駅でも目指す場所が1番出口の近くであれば、少し話が異なる。例えば、HYBEの前身であるBig Hit Entertainmentがあった2010年のチョングビルディングに向かう場合のように。

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