駅売店、かつての売れ筋「新聞・雑誌」が消える事情 店リニューアル時に販売縮小、切手やたばこも
ほかの東急線駅売店では新聞・雑誌の扱いはどうなっているだろうか。大井町線の大井町駅には改札内に「LAWSON+toks」があり、一般紙やスポーツ紙、英字紙、競馬新聞などが置いてある。また扱いは少ないながらも雑誌はある。
目黒線・大井町線の大岡山駅は改札外に「NATURAL LAWSON+toks」があり、こちらはコンビニ形態となっている。新聞や雑誌はあった。東横線の元住吉駅には「LAWSON+toks」があり、一般紙やスポーツ紙、英字紙などがあった。雑誌も並んでいる。
では、ローソン提携ではない駅売店の「toks」はどうか。東横線日吉駅ではスポーツ紙と夕刊紙、競馬新聞を販売していた。田園都市線・大井町線の二子玉川駅は上り・下りホームに店舗があり、下り側は6月のリフレッシュオープンに際して新聞や雑誌の取り扱いを終了、上りホームは新聞は品目を縮小、雑誌は販売終了との掲示があった。上下線で扱いを変えているわけだ。
「新聞・雑誌はダウントレンド」
全体的に見ると、「LAWSON+toks」は新聞・雑誌を引き続き扱っているものの、「toks」では取り扱い終了か大幅縮小となっている。そこで、これらの店舗を運営する東急ストアに聞いてみた。
新聞や雑誌の扱いを大幅に縮小した理由は、想定していた通りの答えが返ってきた。出版関係者にはショックかもしれないが、「新聞・雑誌はダウントレンド」ということで、リフレッシュオープンの際に品ぞろえを見直し、取り扱いを中止、または縮小したという。
では、「toks」と「LAWSON+toks」で新聞や雑誌の扱い方が異なるのはなぜか。こちらについても聞いてみた。これは、「toks」は東急ストアの直営店舗のため、同社が品ぞろえの権限を持っているためという。駅によっては東急の鉄道グッズが充実している店もある。
一方、「LAWSON+toks」は、ローソンのフランチャイズ店舗であるため、東急ストアが品ぞろえの権限を持たず、扱う品目に違いがあるとのことだ。直営かフランチャイズかで差が出ていることになる。
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