ポルノ新藤晴一、48歳でダメ出しされて学んだこと 「言われた瞬間は、かなり落ち込みましたよ」

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── 今後はどのように年齢やキャリアを重ねていきたいですか?

新藤:自分の人生においてラッキーだと思えることは、書くことを仕事にできたことだと思っているので、今後も音楽はもちろん、ミュージカルや執筆など、どんな分野においても、何かを作り続けていたいですね。とくにミュージカルは、今後も取り組み続けたい。じゃないと、この作品がただの思い出で終わってしまう気がするから。

新藤さんが思う「カッコよさ」

── 最後に。新藤さんが思う「カッコよさ」って何ですか?

新藤:自分が思うカッコよさは、何か1つのことにフォーカスできる決断力を持つことだと思います。例えば、家族の幸せのために海外や田舎へ移住するとか、逆にぜいたくな生活をするために少しでも稼げる仕事をするとか。どちらも幸せな選択だと思うんです。でも僕は、いろんなことを全部やりたくなるタイプでして、田舎暮らしをしたいと思う反面、夜は街へ飲みに出かけたくなるし(笑)。音楽は作りたいけれど、ほかのことにも挑戦したい。今はたくさんのことを経験して、いつか何か1つにフォーカスした人生を過ごせたらと思います。

a new musical「ヴァグラント」
100年前の大正時代が舞台。“マレビト”と呼ばれる芸能の民である佐之助(平間壮一/廣野凌大〈Wキャスト〉)と姉貴分の桃風(美弥るりか)を中心にした、それぞれの事情や運命を抱えた登場人物たちが、激動する時代の中で、どう自分たちと向き合い社会と闘っていくのか。彷徨う(=ヴァグラント)ものたちの姿を描く日本語オリジナル・ミュージカル。
プロデュース・原案・作詞・作曲/新藤晴一(ポルノグラフィティ)
脚本・演出/板垣恭一
出演/平間壮一・廣野凌大(W キャスト)、小南満佑子・山口乃々華(W キャスト)、水田航生、上口耕平、玉置成実 /平岡祐太、美弥るりか他
【東京公演】2023年8月19日(土)〜8月31日(木) 会場/明治座
【大阪公演】2023年9月15日(金)〜9月18日(月・祝) 会場/新歌舞伎座
HP/https://vagrant.jp/
新藤 晴一(しんどう・はるいち)
1974年広島県出身。岡野昭仁(Vo)とともに、ポルノグラフィティにて、1999年にシングル「アポロ」でメジャーデビュー。その後も、「サウダージ」「アゲハ蝶」「メリッサ「オー!リバル」などヒット曲を多数。2023年5月31日には広島サミット応援ソング「アビが鳴く」を配信リリース。
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