ホンダ、円安対応で国内工場に生産をシフト

北米向けフィット3万台強を国内生産に

 4月28日、ホンダの岩村副社長は決算会見で、北米で販売する小型車「フィット」の一部を国内で生産することを明らかにした。同社のメキシコ工場、グアナファトで昨年2月撮影(2015年 ロイター/Henry Romero)

[東京 28日 ロイター] - ホンダ<7267.T>の岩村哲夫副社長は28日の決算会見で、北米で販売する小型車「フィット」の一部を国内で生産することを明らかにした。メキシコ工場での一部生産分3万台強を今秋から寄居工場(埼玉県寄居町)での生産に切り替え、北米に輸出する。生産する期間は未定。

メキシコ工場で今年1月からスポーツ用多目的車(SUV)「HR─V(日本名ヴェゼル)」の生産を始めたが、岩村副社長はHR─Vの引き合いが強く、「品質を最優先するため、スローな立ち上げにしている」と説明。同工場での負担を減らすため、円安メリットも享受できる国内での生産に一部、切り替える。

ホンダは生産面でのグローバルな相互補完体制を取っており、生産の一部を日本に回帰させる方針を打ち出している。今夏に販売する欧州向け「ジャズ(日本名フィット)」も、英国工場から寄居工場に切り替え2万台強を生産、欧州へ輸出する。

同社はこれまで生産の現地化を進めてきたが、国内からの輸出比率を再び10―20%に高める考え。2014年のメキシコ工場の稼働開始に伴い、北米向けフィットの国内生産はすべて同工場に移管していた。

 

(白木真紀)

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