「DXにSDGs」経営陣が流行のテーマを追う愚策 「現場の努力」に賭けるより良い立地の見極めを
 
成長業種か、それ以外か
前回の記事では、成長のエンジンとして3種のシンコウ(深耕、新興、進攻)を取り上げた。
深耕とは、国内市場における事業範囲の拡大を指す。
進攻とは、海外市場の開拓を指す。
新興とは、選んだ事業立地での競争優位の構築を指す。
ここで、成長のエンジンとしては、企業内部の工夫や努力もあるのではないか、と思われる読者もいるかもしれない。
もし、それが成長のエンジンだとすれば、業種は問わないはずである。
しかし、成長企業の業種分布を確かめて見ると、その結果は内部仮説を真っ向から否定する。
3月決算企業の2014年度の有価証券報告書が出揃う2015年6月末時点で編纂された有価証券報告書総覧によると、輸送用機器の構成比は東名阪一部上場と東京二部上場の母集団2239社のうち3.7%にすぎない。
一方で、本書の採択ケース110社の中では17.3%に達していて、同業企業中の高成長企業の採択率は22.9%に上る。






 
         
         
        
       
        
       
           
          
         
          
         
          
         
         
         
         
        












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