「"41歳"現役アイドル」"集客力"なくても活躍の訳 年200本出演!「逆境」をプラスに変える生き方

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2023年3月18日。渋谷のライブハウスで、デビュー14周年を記念した、東京で初のワンマン公演を実現した。

現地では「初めて見に来ました」という声もちらほら。根拠なき自信で「今、このタイミングだ」と確信したのが、東京公演の理由だった。

紆余曲折はありながら、アイドルとしてのキャリアは15年目。自身の活動に、手応えは感じているのか。

関係者から「出演してくれるだけでありがたい」

ステージに立てば盛り上がるが、「集客力」はない。しかし、そう言い切るまりえ(41)さんの表情は明るい。

自分を求めてライブへ来るのは「1〜2人。多くて5人くらい」とつぶやくが明るい(写真:まりえ(41)さん提供)

自称するのは「アイドル界のマツコ・デラックスさん」のポジション。

集客力のなさを逆境とは思わず、ほかのアイドルと共演するイベントでも「たとえば、10組が出演していたら、私は1位でなくてもいい」と達観する。

そう考える背景には、ファンへの思いやりもある。

ライブ会場へ足を運ぶファンのなかには、ひいきの「推しメン」が「オレのことを見てくれなかった」と、心を病んでしまう人もいる。

それならば、せめて自身のステージで楽しかった記憶を残してほしい

実際、「一番楽しかった」と言われるときが多く、ファンに対しては「ええんやで、うちのライブを好きに見てくれて。迷惑かけず、ケガをしなければ」と温かい言葉も返すという。

「年間200本以上」のステージへ立ち続けられるのは、そうした姿勢をほかの事務所からも評価されているから。関係者からは「出演してくれるだけでありがたい」と、感謝されることもある。

SNSを通して「20代にしか見えない」と注目を浴びたことも(写真:まりえ(41)さん提供)

ただ、ステージへ立つための努力をしているかといえば、意外にも「ジムへ通うとか、体づくりは特にしていない」と笑う。

トレードマークの青い髪を保つため定期的に美容室へ通い、簡単なストレッチを行う程度。気負わず、自然体で天職へ打ち込んでいるのも、まりえ(41)さんの魅力なのだろう。

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