メディア大慌て「チャットボット」のヤバい影響 ニュースサイトを訪れる人が減るという恐怖
「トラフィックが増加した理由の1つは、私たち(のBing)が質問にうまく答えているだけでなく、リンクを提供していることだ」とメディは述べ、Bingのチャットボットは回答の脚注で情報の出所を示している点に言及した。
メディは、マイクロソフトは新しい検索について新聞・出版社と協議を始めたところだとし、「私たちは、このチャット体験で増加する利益を共有していくつもりだ」と述べた。
メディによるとマイクロソフトは、特定の出版社の記事を脚注の下に表示するか、チャットによる回答内のリンクに対して広告を販売し、収益を分配することを検討しているという。
グーグルの広報担当者は声明で、同社は「健全で活気あるニュースのエコシステムを支えることに深くコミットしており」、新聞・出版社のトラフィックにつなげることを優先すると述べた。
一流メディアは何年も前に対応に動いている
前出のゴールドバーグは、BDGではこの2年間、検索トラフィックの気まぐれに振り回されないようにするため、ライブイベントや電子メールのニュースレター、プレミアムなコンテンツなどに力を入れてきたと話す。
「一流の新聞・出版社はこうした事態となることを何年も前に予想し、そのころから変革に取り組んできたと思う」とゴールドバーグは語った。
(執筆:Katie Robertson記者)
(C)2023 The New York Times
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら