大人になって「英語が上達する人」が外さない3点 英文法は「語順」と「品詞」が9割!
私たちが普段使っている日本語と、外国語である英語には決定的な違いがあります。まずはそこから学んでいきましょう。次の日本語を英語にしてください。
① Mary kissed Bob.
② Bob kissed Mary.
答えは①のMary kissed Bob.ですね。では次はどうでしょう?
① Bob kissed Mary.
② Mary kissed Bob.
さぁ、どうでしょうか? 先ほどの日本語の順番とは異なりますね。ということは英語も語順が変わるかと思いきや、実は先ほどと同じ②のMary kissed Bob.が正解になります。この2つの問題には「日本語と英語の一番の違い」があります。日本語にはあって英語にはない「は」「に」などの助詞です。
ボブ「に」メアリー「は」キスした。
このように語順を変えても、日本語には助詞があるので意味は変わりません。一方の英語はどうでしょうか? 英語には日本語のような助詞はありません。では何が意味を決めているのでしょうか?
Bob kissed Mary. ボブはメアリーにキスした。
そう、「語順」が意味を決めているのです。語順を変えることによって意味も変わってしまうのです。つまり、日本語と英語の一番の違いである「語順」のルールを学ぶことが英文法の理解に欠かせないのです。
そしてこの語順のルールは、たったの5つしかありません。このたった5つの英文の「語順」のルールを使いこなせれば、英文法の大半を理解したといっても過言ではありません。
英文法は「語順」と「品詞」が9割!
英文法で最も大事な「語順」のルールと切っても切れない関係にあるのが「品詞」です。品詞とは「名詞」や「動詞」「形容詞」といったものです。
たとえば、次の文章は英語として誤っているのですが、なぜかわかりますか?
なんとなく「ダメ」ということはわかるかもしれませんが、きちんと説明できるでしょうか? 語順と品詞には密接な関係があります。
たとえば、 名詞①+動詞+名詞②で「名詞①は名詞②に~する」という、語順と品詞のルールがあります。つまりこの配列でない英文は、基本的に間違いです。Mary(名詞)+Bob(名詞)+kissed(動詞).は語順と品詞のルールに沿っていないので間違いなのです。