KDDIの携帯、固定通信の復旧進む。機能停止した携帯基地局は475局まで減少【震災関連速報】
総合通信大手のKDDIでは、東日本大震災の影響から復旧が進んでいる。
携帯電話では震災直後、最大3680局の基地局が機能停止状態に陥ったが、その後の電力復旧により、23日時点での機能停止は475局にまで縮小している。首都圏を含む広範囲で断続的に実施されていた通信規制は、通信量が落ち着いたことで解消された。
固定通信(固定電話やブロードバンドサービス)では、津波や福島第一原発事故の影響が最も甚大な3市町、すなわち宮城県名取市、福島県双葉郡富岡町および同郡浪江町において、合計8590回線が依然不通状態にある。一方、それ以外の地域では、すでに平常時どおりのサービス体制に戻った。
「固定通信で障害が出ている3地域は町全体が大きな被害にあっており、復旧には時間がかかるだろう。まず電気が供給されないことには、設備が壊れているかどうかもわからず、復旧は進まない」(広報部)。被害金額などが明らかになるのは、まだ先となりそうだ。
(桑原 幸作 =東洋経済オンライン)
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