イオンモールは被災地域の3SCで総合スーパー「イオン」のみ営業【震災関連速報】

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イオンモールは被災地域の3SCで総合スーパー「イオン」のみ営業【震災関連速報】

イオンモールは東日本大震災に被災した地域のショッピングセンター(SC)3店で、一部限定営業を進めている。

22日現在、イオンモール盛岡(岩手県盛岡市前潟)、イオンモール名取エアリ(宮城県名取市杜せきのした)、イオンモール水戸内原(茨城県水戸市中原町字西)の3店舗は、核テナントの総合スーパー(GMS)「イオン」のみ営業している。

食品や生活必需品の供給のために、まずはGMSの復旧を優先させている格好だ。一部イオンはまだ臨時営業状態。ただし、盛岡と水戸内原の2店舗は、3月末をメドに、他のテナントも営業を再開したいとしている。

11日の東日本大地震で建物への損傷、たとえば入り口の自動ドアがゆがんで開かなかったり、店内でのタイルがはがれたりなどと、完全に復旧していない店舗もあるものの、電気系統や客の利用の際の安全は、施工ゼネコンと当社の建設担当者が現地で確認、修復工事の順番などを精査している。

イオンモールは4月5日に前2011年2月期決算の発表を予定している。

山川 清弘 東洋経済『株式ウイークリー』編集長兼「会社四季報オンライン」副編集長

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やまかわ きよひろ / Kiyohiro Yamakawa

1967年、東京都生まれ。91年、早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。東洋経済新報社に入社後、記者として放送、ゼネコン、銀行、コンビニ、旅行など担当。98~99年、英オックスフォード大学に留学(ロイター・フェロー)。『会社四季報プロ500』編集長、『会社四季報』副編集長、『週刊東洋経済プラス』編集長などを経て現職。日本証券アナリスト協会認定アナリスト、日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト。著書に『世界のメディア王 マードックの謎』(今井澂氏との共著、東洋経済新報社)、『ホテル御三家 帝国ホテル、オークラ、ニューオータニ』(幻冬舎新書)など。

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