中国で爆売れ!日本人も所属する「INTO1」の正体 日本人のファンも多く、イベントも開催した

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日本人のサンタとリキマルは日本で、日中混合グループの『WARPs UP(ワープスアップ)』のメンバーとして活動していたが、なかなか知名度は上がらなかった。

サンタはストリートダンスのコンテストで最年少世界チャンピオンという経歴があり、リキマルはBoA、SHINee、Red Velvet、NCT127などのK-POPアーティストの振付師としても活躍していた経験がある。

日本で活動していた彼らは、『創造営2021』に参加。視聴者からの人気投票でサンタは2位、リキマルは3位でデビューした。

個人でも目覚ましい活動で、サンタは、持ち前のダンススキルを生かし、ダンスバトル番組『了不起!舞社(Great Dance Crew)』ではメンター役、『蒙面舞王』ではバトルダンサーとして2つの番組にレギュラー出演した。

『了不起!舞社(Great Dance Crew)』に出演したサンタ(写真:INTO1公式ウェイボより)

リキマルは、資生堂など日本のブランドのアンバサダーに抜擢されたり、ファッション誌の表紙を飾るなど多方面での活躍が目立った。

INTO1
日本でのファンイベントに参加したリキマル(写真:エーランド株式会社)

さらに『INTO1』にはサンタ、リキマルのほかにもう1人日本から加入したメンバーがいる。人気投票4位でデビューした日本とアメリカのハーフのミカだ。

ミカもまた、日本で日米ハーフの4人組グループ『INTERSECTION』に所属していた。『INTERSECTION』は過去には、東京ガールズコレクションでオープニングアクトを務めるなどの大きな舞台にも登場していたが、昨年3月31日から無期限で活動を休止している。

『INTO1』として中国でデビューを果たしたミカは、その歌唱力の高さを生かし、エレクトロニックバトル番組『超感星電音』でメンターを務めるなど、多数の音楽番組に出演。中国の歌手とコラボ楽曲も発表するなど、新たな領域にもチャレンジしている。

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『超感星電音』に出演したときのミカ(写真:©Tencent Inc. All Rights Reserved)

日本でもイベントを開催

サンタ、リキマル、ミカが所属する『INTO1』がデビューした『創造営2021』は、前述の通り日本語字幕でも放送されたため、日本で視聴していた人も少なくなく、番組にハマり、実際に視聴者投票に参加するほど、ファンになった日本人女性も多かったようだ。

また、昨年4月から7月まで新宿、神戸、博多、有楽町の4カ所で『INTO1』のグループ初の海外展示会も開催された。

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日本でのファンイベント(写真:エーランド株式会社)

この4カ所での来場者数は延べ1万人。このイベントは、日本のファンからの要望で実現したと言われており、『INTO1』の日本での人気の高さがうかがえる。

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