日本がスペインに劇的逆転でサッカー関連株上昇 活躍するレフェリー支援システムの親会社はソニー

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2日の日本株市場でサッカー関連株に買い注文が集まっている。国際サッカー連盟(FIFA)ワールドカップ(W杯)カタール大会で日本代表が早朝、スペインとのE組最終戦で劇的な逆転勝利を収めて16強、決勝トーナメントへの進出を決めて人気化している。

ネットテレビ「ABEMA(アベマ)」でW杯全64試合を無料生中継しているサイバーエージェントは一時7.3%高、サッカーシューズを含むスポーツ用品を販売するミズノも5.3%高、スポーツパブを運営するハブは15%高。スポーツ用品を販売するゼビオホールディングスやアルペンも上昇。午前の日本株は日経平均が500円を超える値下がりでW杯関連銘柄の上昇が目立つ。

勝利を喜ぶ日本代表の吉田麻也キャプテン(左)と長友佑都選手(中央)Photographer: Clive Mason/Getty Images

サイバーAの藤田晋社長は「言葉もないですが、アベマはこんな時間にもかかわらず、また過去最高視聴を更新しました。 ご視聴ありがとうございました」と公式ツイッターでつぶやいた。英ブックメーカー(賭け屋)ウィリアム・ヒルによると日本-スペイン戦の掛け率は日本勝利が9倍、スペイン勝利が1.4倍と圧倒的にスペイン勢だった。

日本代表は決勝トーナメント初戦でクロアチアと戦う。試合開始は日本時間で6日午前0時。クロアチアは前回2018年W杯ロシア大会の準優勝国でFIFAランキング(10月6日時点)12位(日本は24位、スペインは7位)。E組を2位で通過したスペインはモロッコと戦う。

SBI証券の鈴木英之投資情報部長はW杯関連株について、多くの人に予想外の日本の勝ち上がりでサイバーAといった株価が値を保っているとした。その上で「短期的に終わることはあると思うが、まだ試合が残り物色される可能性はある」と予想した。さらに今回はレフェリー支援システムが活躍しており英ホークアイ・イノベーションズが非常に強い分野、親会社ソニーは隠れた関連銘柄と指摘した。

--取材協力:、.

(第2段落の株価と第5段落のコメントを差し替えて更新します)

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著者:上野英治郎

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