ドル売りシグナル、移動平均線デッドクロスへ 12月のドル・円相場はここ数年下落する傾向

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外国為替市場のドル・円相場チャートは移動平均線で売りシグナルとなる「デッドクロス」形成に向かっている。代表的な短期線の21日移動平均線は141円80銭近辺に低下し、141円60銭台を推移する中期の90日移動平均線を下抜けする勢いだ。21日線と90日線がデッドクロスすれば21年9月以来で、一目均衡表の「三役逆転」に続く売りシグナルとなる。

  

12月のドル・円相場はここ数年下落する傾向がある。ブルームバーグ・データで過去5年間の12月のドル・円のパフォーマンスを見ると、2017年はほぼ横ばいで、18年から20年までは3年連続で下落。米国の利上げ開始見通しのあった昨年は4年ぶりに上昇した。

クレディ・アグリコル銀行資本市場本部の斎藤裕司シニア・アドバイザーは「デッドクロスでテクニカル的にドル・円は下に抜けやすくなる」とし、季節的にも12月はドル需要が一巡すると月末にかけドルが下落するパターンが見られると指摘。「特に今年は急速な米利上げで年末のドル不足への警戒が強かったはずで、余剰分のドル売りが最後に出る可能性もあり、12月はドル・円下落のリスクに注意」と話した。

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著者:小宮弘子

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