有名アパレルを買いまくる「黒子ファンド」の実像 フォーエバー21にバーニーズも、ABGとは何者か
「FOREVER21」の日本再上陸を導いた黒子の正体
この秋、フォーエバー21が2023年春に再上陸するというニュースが全国を駆け巡った。2019年に経営破綻に陥った同社を救ったのが、アメリカのファンドであるABGだ。
「強力なブランドイメージや歴史を持っているかが重要だ。長期保有を前提に、買収後の成長を重視している」。ABGで日本市場を担当するケビン・サルター氏は、ブランド買収で重視しているポイントをそう明かす。
ABG流の再生術は、いったいどんなものなのか。>>記事はこちら
急成長する新たな「ブランド覇者」の稼ぎ方
ABGは2021年7月にニューヨーク証券取引所へ上場を申請した。海外メディアは市場での評価額が100億ドル(約1.4兆円)に達する可能性もあると報じていた。
しかしその4カ月後、ABGはヨーロッパに拠点を置く投資ファンドなどから127億ドル(約1.8兆円)を調達することで合意したと発表。創業者は現地メディアの取材に、株式上場は2023~2024年に延期するとコメントし、2022年1月にIPO計画の撤回を申し入れた。
創業10年余りで実現した巨額の資金調達は、同社が築き上げたビジネスモデルの将来性が評価された証拠と言えるだろう。実際、その成長ぶりは目覚ましい。>>記事はこちら
FOREVER21、日本の請負人が語った再上陸の裏側
「日本へのローカライズは絶対条件だった。ローカライズできない契約なら、まったく交渉するつもりはなかった」
2023年春に再上陸するフォーエバー21の日本事業を手がけることとなった、アダストリアの木村治社長はそう語る。
再上陸を手がけることを決めた裏側で、ABGとどんな交渉があったのか。アダストリアの木村治を直撃した。>>インタビューはこちら
アディダスが手放した「リーボック」復活の成算
1990年代のスニーカーブームを牽引した、イギリス発祥のスポーツブランド「Reebok(リーボック)」。親会社だったドイツのアディダス社の下で業績不振が続き、2022年3月にABGが買収した。
当時の報道によれば、その買収金額は最大で24.6億ドル(約3400億円)に及び、ABGにとって過去最大の買収案件だったとされる。
低迷が続いた名門ブランドを、国内でどう復活させるのか。そして事業パートナーから見た、ABG流の再生手法とは。
リーボックの日本事業を手がける、ロコンドの田中裕輔社長に聞いた。>>インタビューはこちら
アダストリアの株価・業績、ジェイドグループの株価・業績 は「四季報オンライン」で
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