「大きく成功する人」に多いたった1つの共通点 その分野の「プロ」になり続けたらおしまい

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その後、「1000 Awesome things」というブログを立ち上げたとき、僕は3桁のゲームに移行した。もう大人なので、仕事を持っていた。何かに挑戦したいなら、どんなことでも3桁以下なら挑戦しよう、と考えていた。

だから、本の出版キャンペーンのためにスタンプやステッカー、ポストカードを印刷した。そしてサイトを超高速サーバーに移した。いくつかのラジオ局のリクエストに応えて、自宅でインタビューを受けられるように固定電話を引いた。

こうした3桁のリスクは、成功することも失敗に終わることもあった。でも、うまくいったものも、学ぶものも大いにあった。だから今は「失敗予算」から支出を喜んで認めることにしている。なぜなら、僕の学習率も大幅に上がるからだ。そして、成功へのスピードも加速した。

「負け」を振り返るのも悪くない

3.「負け」を数えよう

僕らは、つねに人々がこう言うのを耳にしている。「自分の幸せを数えなさい」。
みじめな状況に陥ったとき、感謝できることをすべて思い出して自分を励ますのはよいことだ。僕もそう信じている。

とはいえ、僕らが絶対に数えないものがある。それは、失敗や負けた経験、どん底に落ちた回数だ。この本を書くにあたって僕も振り返った。でも、「負け」を振り返るのは、悪くない気分だった。

それらは最初、脳内の「消去したい部分」に鎮座していた。誰にも言いたくない。秘密にしておきたい。でも実は、失敗に目を向けると、その時期に学びや根気、レジリエンスを育んだ自分自身を心から認められる。そうした時期に、僕らは前より少し強くなれるのだ。

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