「大きく成功する人」に多いたった1つの共通点 その分野の「プロ」になり続けたらおしまい

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1.知り合いがいないパーティーに参加しよう

一度成功すると、その後の成功の邪魔になる。何かに上達したら、あなたの脳は、その獲物を追い続けたがる。いいことだと思うかもしれないが、実は、成功して儲け始めると、同時にチャンスも逃し始める。もっと大きな成功につながるかもしれない、ほかのすべての選択肢を、取り組みを、経験を、逃してしまうのだ。

たとえば、20代で不動産業に足を踏み入れ、分譲マンションをいくつか売ったら、「いいところに目をつけた」と感じるだろう。でもその場合、その後も不動産業を続けることになる。そして、気づきもしないだろう。不動産業をやるために20代でバレエをやめていなかったら、今頃ブロードウェイの舞台に立っていたかもしれない、と。

「ラベル」を貼られると逃げ出せない

問題は、あなたが何かに長けていたら、世の中が結託してあなたをそこに引き留めようとすることだ。その車線にい続けろ。己のジャンルから離れるな、と。
これは誰のせいでもない。この不安定で無秩序で不明瞭で複雑な世の中を渡っていくには、人生で出会うすべての人をフィルターにかけて分類する「ラベル」が必要なのだ。

「この人は不動産屋の友人」と、仲間たちは思っている。だから誰かの誕生パーティーでおしゃべりする話題は、市場や金利やいつ家を売るべきかについてだ。延々と続くそんな会話で、ますますその分野の知識が深まり、その分野でますます成功し、あなたのアイデンティティはますます強固になる。

その結果、殻を破って、新しい分野を探求したり、新しいことに挑戦したりするのがさらに、さらに、さらに難しくなってしまう。では、どうすればいいのだろう?

パーティーに参加しよう。知り合いが1人もいないパーティーに。遠方からの招待を受け入れ、名前も知らない著者の朗読会に出向き、聴いたことのないジャンルのコンサートのチケットを入手して、飛行機を降りたらホテルのバーでカクテルを飲み、好きだったことすら忘れていた趣味のオンラインミーティングに参加しよう。

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