高学歴者の大半が「人生に退屈している」根本理由 著名投資家ピーター・ティールの生き残り戦略

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何を学んでいるのか?

なぜそれを学んでいるのか?

4年間遊び倒すために大学へ行こうとしているのか?

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現在という時間を消費するために大学へ行くのか? それとも自分の未来に投資するために行くのか?

未来のための保険?

他の奴らを打ち負かすための試合に参加するようなもの?

エリートが集まる大学って、会員制ナイトクラブのようなところだっていうのは本当? 

今私たちが生きている、教育に対する幻想があふれる社会を超えて、先に進むことができれば、みんながこの手の質問に対して、はっきりとした答えを返せる社会になると思っているよ」

ピーターが改善したいところとは

ティム:あなたがいちばん変えたい、もしくは改善したいところはどこですか?

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「この手の質問に答えるのは、いつでも苦労するんだよね。なぜって、分かっているのになぜ改善しようとしないのかって、疑問を投げかけるようなものだからね。

あえて若い頃を振り返ってみると、私は正しい道から外れないように必死にもがいていたし、あきれるくらいに負けず嫌いだったと思う。ものすごく負けん気が強いということは、その分野での上達が早いということでもあった。それと同時に他のものを多く失うはめにもなるけどね」

「仮にあなたが負けず嫌いのチェスプレイヤーだったとしようか。あなたのチェスの腕前は、どんどん上がっていくかもしれないけれど、他のことがおろそかになっていくだろう。それは、競争相手を打ち負かすことばかりに気を取られてしまい、何か重要なことや価値のあることをするのがおろそかになるからだ。

私自身、時間をかけて、競争に潜む多くの問題点に気づけるようになった。長い間、競争状態に身を置いてきたからね。そこから自分を解放してあげようなんて、まるで考えもしなかった。

だから、私は自分自身を見つめ直すうえで、毎日こんなことを考えるようにしているよ。より成功するために、どうやって競争心をなくすことができるだろうか? とね」

ティム・フェリス 起業家、作家

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Tim Ferriss

米国の起業家、エンジェル投資家、作家、ポッドキャスター、ライフスタイル研究の第一人者。ファスト・カンパニー誌の「世界で最も革新的な人物」、フォーチュン誌の「40歳以下の影響力ある40人」、CNN の「テクノロジー分野における地球有数のエンジェル投資家の一人」などに選出される。

これまでに刊行した5冊の本はいずれもニューヨークタイムズベストセラーやウォール・ストリート・ジャーナルベストセラーリストで1位となり、『The 4-Hour Workweek』(邦訳『「週4時間」だけ働く。』)は35カ国で翻訳されている。

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