ロージーさんは、なぜ米国踏破に挑むのか <動画>「人生でやれることは多い!」
彼女はまた、うつ病に苦しんでいる人たちにもメッセージがある。
「諦めないで、頑張り続けて下さい。諦めても何の報酬もありません。諦めるということが、気分を良くするために摂取するアスピリンや何かのようなものだったら、そうすることには沢山の言い訳があるでしょうが、効き目はないのです」
2014年10月に旅を始めて以来、彼女は1日平均10マイルを走破してきた。自分の旅行用の資金調達を支援してくれる2つの講演会合のために数日間だけ休んだ以外は。
「氷山」というニックネームを持つ9フィート(274センチ)のカートに繋がれて、スウェイル・ポープさんはほとんどの日々を過ごし、大抵の夜をその中で過ごしているのである。
「すごく疲れているので、走り止まると決まってバタンキューと眠ってしまいます。そして元気一杯の感覚で目覚めるのです」
ロージーさんのカートに入っているものとは?
大抵、彼女は小さなキャンプ用コンロで自分が調理したパスタを食べている。カートの中には、ラップトップコンピュータ、携帯電話、それら両方を充電するためのソーラーパネルが入っている。
自分の髪や体を洗うために使用してきた「ファンシーソープ」もある。2人の子供と孫とは定期的に連絡を取っており、カートの中には彼らの写真を飾っている。
これらのアイテムを大事にしているのに、彼女はカギを持っているわけではない。時には宿を提供してくれる人がいた一方で、都市近郊でキャンプ生活をすることに対して彼女に注意を与えた人もいた。
ロージーさんをスーパーアスリートと呼ぶ人がいるのだが、彼女が語るには、その表現は本当でも適切でもないのである。
「私は医者でも、看護師でも、または重要な何かでもありません」
膝の軟骨の問題を処置するための手術後まで、自分の米国の旅を始めなかった事実を彼女は即座に指摘したのである。
自分の脚の不快な感覚を治すことに集中したその前の晩の一部の過ごし方についての話に入る前に、「去年の今頃は、歩くことができなかったのです」と彼女は語るのだ。