東洋経済オンラインとは
ビジネス #鉄道最前線

京急「黄色い車両大集合」、レア企画連発の背景 貸し切り仕様「新造車両」がツアーの幅広げる

6分で読める
2/3 PAGES
3/3 PAGES

車両の細部にもこだわりをみせている。運転室越しに前面の景色が楽しめる「展望席」とその側面の細長い窓、ステンレス製の車体ながら溶接痕を目立たなくして、京急の伝統カラーである赤とクリームホワイトの塗装を施した。4両編成を5本導入しており、京急ユーザーにとっても日常利用で乗車する機会は多い。

「すみっコぐらし」装飾の車両。いまや1890番台はキャンペーンに欠かせない存在に(記者撮影)

2022年5月には鉄道友の会が前年に営業運転を開始した車両から最優秀を選ぶ「ブルーリボン賞」を受賞した。同会は選定理由を「チャレンジングな姿勢と堅実性を兼ねそろえたトータルバランスに優れた車両であり、多くの会員の支持を集めた」と説明する。

毎月走る貸し切り列車

京急アドは「京急 楽・宴ツアー」と題し、1890番台を活用した日帰りツアーを2021年11月から毎月1回のペースで実施している。今回のデトフェスもこのツアーの一環で発案された。

ほかに「春キャベツの収穫体験ツアー」「乗務員体験&ダイヤグラム作成講座ツアー」「キリンビール列車」と、親子で体験を楽しめるコンテンツから“鉄分濃い目”のイベントまでターゲットとなる客層は幅広い。共通するのは貸し切り列車で出かける非日常感だ。

とくにデトフェスは、派手な見た目と裏腹に表舞台に出ることのない地味な役回りの車両を駆り出して、ファンの心をくすぐった好例と言える。「登場時から2010年ごろまでの懐かしの姿を再現するため、車両前面に『救援車』ステッカーを貼付」(発表時のプレスリリース)したり、救援機材コンテナの内部を公開したりと京急の担当者自身の熱量も伝わってくる。

京急の黄色い車両が大集合

  • 京急「デト」の3重連 デト11・12を先頭にした3重連。トラックのような
    荷台が特徴だ(記者撮影)
  • デト15とデト12 デト15・16(左)とデト11・12の連結
    (記者撮影)
  • デト15とデト12の連結 左のデト15のほうが荷台部分が長い
    (記者撮影)
  • デト15とデト12の比較 デト15・16にはひさしが付いている
    (記者撮影)
  • デト17とデト16の連結 デト17・18とデト15・16は同形式
    (記者撮影)
  • デトの荷台 デト15・16とデト17・18は荷台に「救援機材」の
    コンテナを積んでいる(記者撮影)
  • 「KHK」の社名標記も 側面には「KHK」の社名標記も
    (記者撮影)
  • デト17の銘板 歴史を物語る銘板
    (記者撮影)
  • 京急イエローハッピートレイン 京急イエローハッピートレインが入線
    (記者撮影)
  • 「救援車」のステッカー 前面の「救援車」のステッカーは
    デトフェス限定で復活(記者撮影)
  • 赤い600形と京急イエローハッピートレイン 並んだ赤い600形とイエローハッピートレイン
    (記者撮影)
  • 久里浜工場に新1000形1890番台が到着 ツアー参加者を乗せた貸し切り列車が到着
    (記者撮影)
  • 京急デトの撮影会 時折雨が降る中でツアー参加者は熱心に撮影
    (記者撮影)
  • デトの入れ換え 今度はデトを横並びにする
    (記者撮影)
  • デトの入れ換え 入れ換え作業もシャッターチャンス
    (記者撮影)
  • 横並びになったデト(三崎方) 3本のデトが横並びになった
    (記者撮影)
  • 正面から見たデト3編成 前面はかつての京急電車のスタイル
    (記者撮影)
  • 側面からみた3本のデト 側面からみた3本のデト
    (記者撮影)
  • 京急デトの撮影会の様子 デトフェスではさまざまな角度から撮影できた
    (記者撮影)
  • 京急の「赤い電車」 京急と言えば「赤い電車」だが……
    (記者撮影)
  • 京急の黄色の車両大集合 デトフェスには黄色の車両が大集合
    (記者撮影)
  • 京急デトの入れ換え作業 反対の品川方から撮影するために少し移動
    (記者撮影)
  • 品川方からデトを撮影 横並びのデトを品川方から撮影
    (記者撮影)
  • 3本並んだ京急デト(品川方) 品川方にはパンタグラフが付いている
    (記者撮影)
  • 京急デトフェスの様子 デトフェスの参加者は思い思いに撮影していた
    (記者撮影)
  • デト関連商品 デトに関連したグッズも用意
    (記者撮影)
  • デト15のコンテナ デト15のコンテナ
    (記者撮影)
  • デト15のコンテナ デト15のコンテナ
    (記者撮影)
  • 京急デトのコンテナ内部 コンテナの内部
    (記者撮影)
  • 京急の脱線復旧機材 復旧機材が収められている
    (記者撮影)
  • 鉄道車両を持ち上げるジャッキ 車両を持ち上げるジャッキ
    (記者撮影)
  • 脱線復旧機材の水平器 復旧作業で使う水平器
    (記者撮影)
  • 荷台の照明 荷台を照らすライト
    (記者撮影)
  • デト16のコンテナ デト16のコンテナ
    (記者撮影)
  • 扉が開いたデト16のコンテナ デト16のコンテナもご開帳
    (記者撮影)
  • デト16のコンテナ内部 コンテナの内部
    (記者撮影)
  • デト16のコンテナ内部 コンテナの内部
    (記者撮影)
  • 京急デト15の運転席 デト15の運転席
    (記者撮影)
  • デト15の運転台 デト15の運転台
    (記者撮影)
  • デト15の運転台 デト15の運転台
    (記者撮影)
  • デト15の運転台 デト15の運転台
    (記者撮影)
  • デト15の運転台 デト15の運転台
    (記者撮影)
  • デト15天井の扇風機 天井の扇風機には「KHK」の表記
    (記者撮影)
  • 運転席上の川崎大師のお札 川崎大師の「交通安全」のお札も
    (記者撮影)
  • 新1000形1890番台 ツアーで使用した新1000形1890番台。
    先頭2両は屋内に(記者撮影)
  • 枕木を積んだデチ15 枕木を積んだホイストクレーンがある時代のデチ15
    (写真:京急電鉄)
  • 枕木を積んだデチ16 枕木を積んだデチ16
    (写真:京急電鉄)
  • 救援車クト1と700形 自走出来ない救援車クト1。後ろは700形
    (写真:京急電鉄)
  • 京急デト(鉄道事故復旧訓練) 鉄道事故復旧訓練でのデト
    =2015年10月(記者撮影)
  • 脱線した車両に近づくデト17 鉄道事故復旧訓練でのデト
    =2015年10月(記者撮影)
  • 脱線した車両に近づくデト17 鉄道事故復旧訓練でのデト
    =2015年10月(記者撮影)
  • 復旧作業のために荷台から降りる 鉄道事故復旧訓練でのデト
    =2015年10月(記者撮影)
  • 脱線した列車の復旧作業 鉄道事故復旧訓練でのデト
    =2015年10月(記者撮影)
  • 脱線した列車の復旧訓練 鉄道事故復旧訓練でのデト
    =2015年10月(記者撮影)
  • 脱線した列車の復旧訓練 鉄道事故復旧訓練でのデト
    =2015年10月(記者撮影)
  • 列車をジャッキで持ち上げる 脱線した車両をジャッキで持ち上げる
    =2015年10月(記者撮影)
  • 脱線車両の復旧作業 脱線車両の復旧作業
    =2015年10月(記者撮影)
  • 京急800形を使った訓練 訓練には800形が使われた
    =2015年10月(記者撮影)
  • 鉄道事故復旧訓練の様子 多くの関係者が見守る事故復旧訓練
    =2015年10月(記者撮影)
  • デトと800形 作業を終えて引き上げるデト
    =2015年10月(記者撮影)
  • デトによる作業終了 作業を終えて引き上げるデト
    =2015年10月(記者撮影)
  • 引き上げるデト 作業を終えて引き上げるデト
    =2015年10月(記者撮影)
  • 2017年の鉄道事故復旧訓練 軌陸トラックを用いた鉄道事故復旧訓練
    =2017年10月(記者撮影)
  • 2017年の鉄道事故復旧訓練 軌陸トラックを用いた鉄道事故復旧訓練
    =2017年10月(記者撮影)
1/
  • 京急「デト」の3重連
  • デト15とデト12
  • デト15とデト12の連結
  • デト15とデト12の比較
  • デト17とデト16の連結
  • デトの荷台
  • 「KHK」の社名標記も
  • デト17の銘板
  • 京急イエローハッピートレイン
  • 「救援車」のステッカー
  • 赤い600形と京急イエローハッピートレイン
  • 久里浜工場に新1000形1890番台が到着
  • 京急デトの撮影会
  • デトの入れ換え
  • デトの入れ換え
  • 横並びになったデト(三崎方)
  • 正面から見たデト3編成
  • 側面からみた3本のデト
  • 京急デトの撮影会の様子
  • 京急の「赤い電車」
  • 京急の黄色の車両大集合
  • 京急デトの入れ換え作業
  • 品川方からデトを撮影
  • 3本並んだ京急デト(品川方)
  • 京急デトフェスの様子
  • デト関連商品
  • デト15のコンテナ
  • デト15のコンテナ
  • 京急デトのコンテナ内部
  • 京急の脱線復旧機材
  • 鉄道車両を持ち上げるジャッキ
  • 脱線復旧機材の水平器
  • 荷台の照明
  • デト16のコンテナ
  • 扉が開いたデト16のコンテナ
  • デト16のコンテナ内部
  • デト16のコンテナ内部
  • 京急デト15の運転席
  • デト15の運転台
  • デト15の運転台
  • デト15の運転台
  • デト15の運転台
  • デト15天井の扇風機
  • 運転席上の川崎大師のお札
  • 新1000形1890番台
  • 枕木を積んだデチ15
  • 枕木を積んだデチ16
  • 救援車クト1と700形
  • 京急デト(鉄道事故復旧訓練)
  • 脱線した車両に近づくデト17
  • 脱線した車両に近づくデト17
  • 復旧作業のために荷台から降りる
  • 脱線した列車の復旧作業
  • 脱線した列車の復旧訓練
  • 脱線した列車の復旧訓練
  • 列車をジャッキで持ち上げる
  • 脱線車両の復旧作業
  • 京急800形を使った訓練
  • 鉄道事故復旧訓練の様子
  • デトと800形
  • デトによる作業終了
  • 引き上げるデト
  • 2017年の鉄道事故復旧訓練
  • 2017年の鉄道事故復旧訓練

同ツアー第1弾の「青首ダイコン収穫体験ツアー」から1年。企画はこれまで12を数える。2022年11月23日に実施する第13弾は京急蒲田―品川―京急川崎―小島新田―京急川崎と、本線から大師線に乗り入れる「クラフトビール列車」だ。参加者1人あたりクラフトビール6本を配り、「レア行程」を走る車内で軽食とともに楽しんでもらおうというこの企画、トイレ付き車両の実力を最大限にアピールする絶好の機会となりそうだ。

【写真を見る】京急「黄色い車両大集合」、レア企画連発の背景 貸し切り仕様「新造車両」がツアーの幅広げる(70枚)
「鉄道最前線」の記事はツイッターでも配信中!最新情報から最近の話題に関連した記事まで紹介します。フォローはこちらから

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象