「10月なのに12月並み」東京88年ぶりの寒さの理由 初冠雪・初霜・初氷・冬日を観測 秋は短く、冬は厳寒に
正午の風を振り返ると、北よりのところがほとんどです。
冷たい風が吹いたことによって、特に気温が低くなりました。
ラニーニャ現象で短い秋 冬は厳しい寒さに
今後は、再び気温が高い日もあり、寒暖差が大きくなりそうです。
いつも以上に日々の天気予報で気温を確認して、服装を選ぶようにしましょう。
10月の最高気温の平年値は、東京22.0℃、大阪と福岡23.7℃で、昼間は長袖1枚がちょうど良いです。23℃くらいは、暑すぎず寒すぎず、快適に感じる人が多い気温ともいわれます。
ただ、今年はラニーニャ現象の影響で、快適と感じられる秋の陽気は短い見込みです。
ラニーニャ現象は、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸の海水温が平年より低くなり、その状態が1年程度続くことです。
貿易風といわれる東風が強いことにより、南米沖で海水温が低くなる一方、インドネシアで海水温が高い状態になります。
日本にも影響があります。
ラニーニャ現象が発生しているときの8月〜10月の平均気温は、西日本で高く、沖縄・奄美で並みか高い傾向です。北日本は高い割合が50%、東日本は並みと高い割合が43%です。
実際、今年は9月中旬に35℃以上の猛暑日が続出し、10月になっても最高気温30℃以上の真夏日が各地で観測されるなど、暑さが続きました。
しかし一転、ラニーニャ現象が発生しているときの11月〜1月の平均気温は東日本で低い傾向、西日本と沖縄・奄美は低い割合が50%です。
気象庁が発表した寒候期予報によると、ラニーニャ現象が一因で、この冬は寒くなりそうです。
冬(12月~2月)の平均気温は、東日本と西日本を中心に平年より低い見込みです。
近年、「日本は四季があるはずなのに春と秋が短くて二季のようになっている感じがする」「秋服を着られる期間が昔より減った」と耳にすることが増えましたが、ラニーニャ現象が発生していると特に顕著になります。
寒い冬に向けて、冬服や防寒グッズなどしっかり準備しておきましょう。
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