「10月なのに12月並み」東京88年ぶりの寒さの理由 初冠雪・初霜・初氷・冬日を観測 秋は短く、冬は厳寒に
10月7日、東京の最高気温は13℃台でした。
10月上旬に最高気温が14℃に届かないのは、88年前の1934年以来です。東京に関して言えば、私は冬コートを着ても寒く感じましたし、マフラーを巻いて外を歩いている人も多く見かけました。
今年は、全国で6月に観測史上初めて最高気温40℃以上を観測するなど早くから記録的な暑さになり、先日は北海道で10月に観測史上初めて30℃以上の真夏日になるなど、長く暑さが続いていました。
10月に入っても季節外れの暑さだったのが一転、急に気温が低くなった理由を解説します。
今シーズン初の冬日 札幌で3週間早い初氷
10月6日の夜から7日の朝にかけて冷え込みが強まり、全国で今シーズン初めて最低気温が0℃を下回る冬日を観測しました。(富士山を除く)
(外部配信先では天気図などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)
10月7日は、北海道と岩手県の24地点で冬日になりました。
最も気温が低くなったのは、北海道のぬかびら源泉郷-2.2℃でした。ほかにも、陸別-1.0℃、北見-0.3℃、本州でも岩手県の区界-0.1℃で冬日です。
この冷え込みで、北海道で初霜や初氷を観測しました。どちらも全国で今シーズン初めてです。
札幌の最低気温は11月上旬並みの4.0℃で、平年より18日早い初霜、平年より21日早い初氷となりました。
全国的に平年より低い気温
10月7日は北日本だけでなく、全国的に平年より低い気温となりました。
正午の気温は、東京12.0℃、大阪16.4℃でした。数日前まで昼間は半袖で過ごせた地域も、長袖にコートが必要な気温となりました。
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