全く新しい「Apple Watch Ultra」先行レビュー 36時間のバッテリー、水深・水温センサーが追加
アップルは9月23日に、同社のスマートウォッチの全く新しい表現となる「Apple Watch Ultra」を発売する。49mmの1サイズのチタニウムケース1色、セルラーモデルのみ、3種類から選べる専用バンドとの組み合わせで、12万4800円(価格はいずれも税込)となる。
Apple Watchのラインナップは、Apple Watch SEが3万7800円から、Apple Watch Series 8が5万9800円からとなっており、2022年はいずれのモデルも、Apple Watch Ultraと同じS8チップが搭載されている。
これらの価格と比べると、Apple Watch Ultraは倍以上の価格設定がなされており、過去に用意されていた「Edition」のようなプレミアムモデルとして位置づけられる。
クールな演出と優れた機能が凝縮
チタンの渋い輝きと、ひときわ大きくなり、フラットになったスクリーンは、これまでのApple Watchとはまったく異なる、新しい雰囲気を手首にもたらしてくれる。
筆者はApple Watchでメッセージを音声入力する機会も多いが、新たに3マイクアレイが搭載され、認識精度は体感的に高まった。通知のプレビューの情報量の豊富さや、デジタルクラウンを回して真っ赤にトーンダウンするダークモードなど、クールな演出と優れた機能が凝縮された1本だ。
発売に先行して、レビューをお届けする。
角を落とした四角い文字盤を、ガラスのカバーが覆う。Apple Watchは登場以来、このデザインが貫かれてきたが、Apple Watch Ultraは異なる表現となった。
時計の土台の部分は今までのように、丸みを帯びた側面を持つ。しかしその上にケースの材質であるチタンの縁取りが取られたディスプレー部分が重なり、その内側にサファイア前面クリスタルの極めて頑丈なカバーが載せられている。
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