全く新しい「Apple Watch Ultra」先行レビュー 36時間のバッテリー、水深・水温センサーが追加
バンドは、Apple Watch Ultraに合わせて、トレイルループ、アルパインループ、オーシャンバンドの3種類、それぞれ3色の9パターンが登場する。
トレイルループは、既存のスポーツループのように、マジックテープで固定するタイプだが、伸縮性があり最も薄く、耐久性の高い素材となっている。Ultra向けバンドでは最も気軽なものとなる。
それに比べるとアルパインループは伸縮性があまりなく、よりかっちりとしたバンドだ。バンドの表側にはバックルを引っかけるために波形にもう1枚の布が縫い付けられた2重構造で、ここにチタン製の「G」の字形状のフックを引っかけてしっかり固定する。
そしてオーシャンバンドは、伸縮性のある厚手のデザインで、バンド全体にチューブ状の穴が空けられている。チタン製のバックルでバンドの太さを決めると、もう1つのループ状のバックルであまったバンドを固定する仕組みだ。
それぞれ、今までと異なる特徴とデザインを備え、外れにくい固定方法を持つバンドになっている。バンドは別売もされており、いずれのタイプも1本1万4800円だ。
なお、49mmのチタンケースは、過去の42mmや、Apple Watch SEの44mm、Apple Watch Series 8の45mmのバンドと互換性がある。レザーバンドなどお手元のバンドを組み合わせるコーディネートも可能だ。
普段使いも安心の「特別なウォッチ」
残念ながらレビュー期間中、台風の接近や悪天候で、冒険に出たり海に潜ったりという、Apple Watch Ultraらしいアクティビティの機会には恵まれなかった。
それでも、拡大された画面は、あらゆる表示が見やすく、またバッテリー持続時間がより長い点は十分にメリットとして体験できたし、より気を遣わずにさまざまな場面に連れ出すことができる点は、今までのApple Watchのキャラクターとは異なる。
繰り返しになるが、これまでのApple Watchよりも大きく、また小型モデルは用意されていない。重さもある。そして付属のバンドも3種類から選ぶことができる。できれば、Apple Storeなどの展示されているところで装着感を確かめてみて、自分の腕に合っているかどうか、どのバンドが良いか、試してみてほしい。
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