体も心も壊す「食のハラスメント」10個のNG行為 シルバーウィークの帰省でも食事の強要に注意
飲み物関連のハラスメントは、アルコールに限った話でもない。
カフェインハラスメント(カフェハラ)なるものもある。コーヒーや紅茶などのカフェインが含まれたドリンクを強いるというケースだ。ノンアルコールドリンクなので、特に問題ないように思えるが、アルコール同様にカフェインが人体に及ぼす影響力も個人差が大きい。カフェインをとると調子が悪くなったりする人もいる。
例えば仕事でのミーティングで、当然のようにコーヒーや紅茶などを提供することもあまり好ましくない。お酒ではないので、相手も断りづらいのだ。提供する前に、相手に何を飲みたいかを聞いてから、ドリンクを準備することがベストだろう。
食通やマニアがこだわりを押し付ける行為はグルメハラスメント(グルハラ)と呼ばれている。訪れた店がどんなに素晴らしい店か、使われている食材の質がいかに高いか、提供された料理がどんなこだわりがあるか、など延々とウンチクを講釈することだ。
聞いている側は、とにかく「すごい」と同調しなければならないような圧力を感じることもある。友人やパートナーとの食事では当然のことながら、デートや接待などのご馳走される時でさえ、反応に困ってしまい、行きすぎるとハラスメント行為に当たる。
マナハラやヌーハラ、お土産ハラスメントも
マナーハラスメント(マナハラ)にも気を付けたほうがよい。マナハラは食事のマナーにとても細かく、うるさく注意することだ。確かにみっともない食べ方などをやんわりと指摘するのであれば仕方ないが、ほとんどの人が気にしないようなところで、重箱の隅をつつくようにして指摘する人もいる。周囲の反応をまったく気にせず注意することで、食事の雰囲気が壊れてしまうこともある。
このほかにも、食に関するさまざまなハラスメントがある。外国人からすると不快に思われるのが、ヌードルハラスメント(ヌーハラ)。日本人は心地よくラーメンやそば、うどんをすするが、外国人にはその音や所作が心地よく感じられない。また飲食店ではないが、旅行帰りのお土産の銘菓を、特定の人だけに配らなかったり、または無理に食べさせたり、ほかの銘菓よりもおいしい、などと力説するお土産ハラスメントもある。
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