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【帯状疱疹】ズキズキと眠れぬ激痛、発症の原因 予防可能な2種類のワクチン接種、どう選ぶ?

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では、帯状疱疹にかかったことがある人にはワクチンは不要なのか。
帯状疱疹に一度かかったことがある人は、もう二度とかかりたくないという思いが強い。しかし、二度とかからない保証はないことがわかってきた。浅田医師が話す。

「かつては帯状疱疹は一生に1回の病気と考えられていましたが、香川県小豆島に住む50歳以上の人を対象にした調査では、帯状疱疹を発症した人のうち約15%が過去に帯状疱疹を経験していました。ただし、2回目以降の発症の場合、1回目よりも軽症で帯状疱疹後神経痛にもなりにくい傾向があります。このため、再発についてはあまり心配しなくてもいいと思います」

発症から5年以内であれば接種は不要

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少なくとも帯状疱疹の発症から5年以内であれば、ウイルスに対する免疫力が維持されているので、再発予防のためにワクチンを接種する必要はない。

最近は新型コロナウイルスとの関連が指摘され、コロナにかかった人は帯状疱疹を発症しやすい、コロナワクチンの接種後に帯状疱疹を発症するといった報告がある。両者の関連性が明らかになるのはこれからだが、コロナ感染が身近になっている今、帯状疱疹の予防についても検討したい。

(取材・文/中寺暁子)

奈良県立医科大学皮膚科学教室教授
浅田秀夫医師

1984年奈良県立医科大学卒業。大阪大学皮膚科、米国NIH留学などを経て、2007年から現職。日本皮膚科学会皮膚科専門医・指導医、日本アレルギー学会アレルギー専門医・指導医。

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