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銚子電鉄「ぬれ煎餅」「まずい棒」が好調で黒字 物販の月間売り上げが「1000万円」を超える

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このように、多岐にわたる経営努力でギリギリの存続を図る銚子電鉄。なりふり構わぬ訴えや、自虐ギャグのユニークさだけではない。地方の公共交通機関という立場を越え、精一杯の努力をする姿に価値を感じて、多くの人が同社を応援するのではなかろうか。

支援のエピソードは枚挙に暇がない。

危機に直面するも、多くの支援が寄せられる

2014年、脱線事故を起こし車両が破損した際には、地元の高校生がクラウドファンディングで資金を募り、500万円近くを寄付してくれたという。

また世の中には悪い人もいるもので、駅舎の掛け時計や、売上金が窃盗に遭う残念な事件もあったが、大きな善意で報われたようだ。

時計については「時計を返してください」とツイートしたところ、たくさんの時計が贈られてきたという。犬吠駅の駅舎が壊され売上金2400円が盗まれた事件では、ニュースがあらゆるメディアに取り上げられ、多くの人から約50万円の寄付が寄せられたそうだ。

同社のこれまでを振り返ると、銚子電鉄が地域に対して抱く思い、そうした同社に寄せられる全国からの支援の心といったものが、同社のブランド価値を形成してきていることがわかる。

2023年、銚子電鉄は100年を迎える。これまで紡いできた努力と支援の物語を、次世代に伝えていくことができるだろうか。

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