100均でついに130円の値札!店頭を調査してみた 半年前と比べてみたらこんなにも変化が

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小麦粉は見事な「ステルス値上げ」に

100円ショップの泣き所は、100円という切りのいい価格設定だ。むろん、今では200円、300円、500円といった他価格帯戦略にシフトしているとはいえ、食品はまだ100円が王道。そのため、価格ではなく内容量を減らす「ステルス値上げ」方式で調整するしかない。

最初に調べたのは、値上げの1番バッターである小麦粉だ。3月に調査した時は「同じメーカーで100円ショップでは500gのものが、スーパーでは200円以上で売られていた」という状況。その時購入した小麦粉が手元に残っていたので比較してみたら、同じ店で買ったのに見事に分量が違う。

小麦粉は500gから300gに減量(写真:筆者撮影)

パッケージの形状が違うので差がわかりにくいが、3月に500gだったものが、8月現在で300gと、実に200gも減っていたのだ。

裏面にある「お好み焼きの作り方」には、小麦粉100gで2枚作れるとある。3月には1袋で10枚作れたのに、8月は6枚となってしまった。キャベツを多めに入れてかさ増しするしかない。

10月には輸入小麦の政府売渡価格の改定がある。売渡価格は直近6カ月間の買付価格の平均額に経費等を上乗せして算出されるが、今度の改定ではウクライナ情勢で上昇していた国際価格の影響を大きく受けて一段と上がるだろうと考えられていた。

しかし、さすがに物価への影響が大きいとして、政府は10月の政府売渡価格を据え置く方針だ。100均小麦粉の分量も、当分は300gで据え置きになるだろうか。

マヨネーズはとうとう100円の聖域を越えた?

二度目の値上げと言えば、マヨネーズもそうだ。キユーピーは3月に一度価格改定を行ったが、10月にも再値上げを予定している。

もともと100均のマヨネーズは写真の通り、130gのミニサイズだ。内容量自体は3月と変更はない。同じキユーピーのスーパー用通常商品(350g)と比べると、このくらいのサイズ感だ。

写真左から、マヨネーズ130gと350g(写真:筆者撮影)
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