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出川哲朗が「プロフェッショナル」に選ばれた必然 なぜこれほど愛される人気者になりえたのか

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  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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たとえ相手に響くものが書けなかったとしても、懸命に考える姿勢は文面から伝わるもの。「現場でのリアクション勝負」という芸風の出川さんが、それよりかなり前のアンケートから全力を注いでいることが相手の心に響き、次のオファーにつながっているところもあるのでしょう。

「プロフェッショナル」の制作サイドは、出川さんをひも解く1つ目のキーワードに「ノーガード」をピックアップ。これは出川さんがカメラの前に立つうえで大切にしているスタンスであり、「すべてを受け入れる態勢にはしているつもりですね。『もうノーガードで打ってきてください』っていうほうかな。面白さもけっきょく全部引き出してもらっているんですよね」とコメントしていました。

誹謗中傷を乗り越えた本質を見る力

この「ノーガード」は簡単にできそうに見えて、実はプライドなどが邪魔をしてできる人がなかなかいないスタンス。「引き出すほうが上で、引き出してもらうほうが下」というイメージの人が多い中、出川さんはこのスタンスで年齢・実績・立場を超えてさまざまな人とコミュニケーションを取り、結果につなげています。「一見、下と思わせておいて、けっきょく世間の評価は引き出してもらっている出川さんのほうが上」であることからも優れたスタンスであることがわかるでしょう。

番組が2つ目にピックアップしたのは「リアルガチ」。これはリアクション芸へのこだわりで出川さんは、「本気で(自分のことを)『リアルガチのタレントだ』って言ってるんですよね。そこに嘘はないです」と言い切っていました。

出川さんはさらに、「(こんなことを言うと)気持ち悪い(かもしれない)けど、本気でぶつかってる。本気でしゃべってる。ダメだったときも『ダメ。もう全然だよ』とか言っちゃうし、面白かったときは『本当に面白かったな』って恥ずかしがらずに言えちゃうから」「僕の中でリアルガチっていうのは、リアルの最上級っていうこと」とコメント。たとえば、熱湯風呂は熱くなくてもリアクションできるけど、本当に熱い(=リアルガチの)ほうが想像できないことが起きるから好きだそうです。

どこまでも、ストレートかつシンプルで、真剣かつ気取らない。出川さんは若手のころからベテランになった現在まで、リアルガチという軸をブレずに貫くことでトップに上り詰めたのでしょう。

出川さんはモノを投げられ、「横浜の恥だから」と言われた当時を振り返って、「『気持ち悪い』『抱かれたくない』『死ね』とか。そうするとやっぱ1人の人間としては落ち込むときもありましたよ。だけどカッコ悪くとか、汚くとか見られることに対しては何にもないですね。芸人としてはテレビで扱ってもらえるから、『やっぱ間違ってなかったんだな』と思う」と語っていました。

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【ブレない考え方を持つことの重要性】

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