投資トラブルに遭う人が意外にわかっていない事 騙された被害者が同時に加害者にもなりうる

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甘い投資話の何が怖いのでしょうか?(写真:CORA/PIXTA)

投資話によるトラブルが報道されていたお笑いコンビ「TKO」の木本武宏さんについて、所属事務所の松竹芸能が、本人との契約を終了したことを7月23日に発表しました。

木本さんをめぐってはさまざまなことが報じられていますが、全容は現段階で明らかになっていません。松竹芸能は「具体的にどういったトラブルが起きているのか、本人(木本さん)がご迷惑をお掛けしている側なのか、被害を受けている側なのか等の全容の把握にはいまだ至っておりません」とコメント。木本さん自身は7月23日、Twitterに「必ず近日中に事の経緯をきちんと説明させて頂く所存です」と投稿しています。

木本さんという超有名人がかかわっているので今回の件は社会的に大きな波紋を広げていますが、この手の投資にまつわるトラブルは意外と少なくありません。

投資トラブルは意外とたくさん起きている

私は弁護士として、これまでに数多くの投資にまつわるトラブルについて相談を受けてきました。投資話の怖いところは、甘い話に乗ることで「払ったお金が戻ってこない」といった被害者になってしまうだけでなく、いい話があるからと友達や知り合いに声をかけた結果、気づかないうちに加害者になってしまっている可能性があるところにあります。

そもそも、リターンを期待してお金を他人に預ける場合、法的には

①お金を貸す(金銭消費貸借)
②出資をする(株主になる)
③金融商品を買う

という3つのパターンのいずれかになります。

お金を他人に預ける場合には、そのうちのどれに当たるのかをはっきりさせておくことが、だまされない、トラブルに巻き込まれないための基本になります。

「① お金を貸す(金銭消費貸借)」はイメージがしやすいと思います。

お金を貸した人は、借りた人から元本の返済を受けることで投資金額を回収し、利息を受け取ることで利益を受けることになります。

この場合には、あらかじめ受け取る利息がいくらなのかを決めておく必要があります。

次ページ利息額が決まっていないなら金銭消費貸借ではない
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