中国今年の成長率4%割れ目標5.5%下回る見通し ブルームバーグの最新エコノミスト調査による
中国の今年の国内総生産(GDP)成長率は4%に届かない見通しだ。ブルームバーグの最新エコノミスト調査が示した。新型コロナウイルスを徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策や不動産セクターを巡る危機、世界経済の見通し悪化が中国経済の重しとなる。
予想中央値は3.9%と政府目標5.5%を下回る
エコノミスト調査の予想中央値によると、2022年のGDP成長率は3.9%が見込まれている。従来見通しは4.1%だった。中国政府が設定した今年の成長率目標(5.5%前後)を大きく下回る。
今年7ー9月(第3四半期)のGDPは4.2%増と予想されている。従来見通しは4.5%増だった。10ー12月(第4四半期)は5%成長と見込まれており、前回調査から変わらず。
ダンスケ銀行のエコノミスト、 アラン・フォンメーレン氏は「不動産のストレス拡大のほか、米国やユーロ圏の需要鈍化、新たなコロナ制限措置の不透明感による個人消費や小規模企業への大きな影響といった逆風の再燃に中国が見舞われている」と指摘。今年は2.7%成長にとどまると予想した。
原題:Economists See China 2022 GDP Below 4% on Covid, Global Risks(抜粋)
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著者:Cynthia Li
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