「すぐ心が折れる人」がやりがちな"3つの悪習慣" ヒントはメンタルの強い人が「手放したもの」
【習慣1】理想を追いすぎる
→ 手放す:「完璧」「比べる」
→ 手に入れる:「死ななきゃいい」「私は私」「自分に期待」
「心が折れる」がいつ起こるかを分析すると、「できると思ったことができなかった」というときが多いかと思います。
私自身、社会人数年目のとき、職場の先輩に「そこまで完璧にやらないといけないかなあ」とつぶやかれたことがあります。当時は「当然じゃないですか!」と完璧を目指しましたが、20年ほどたって振り返ってみると、別にそこまで完璧じゃなくてもよかったと思えることはたくさんあります。また、うまくいったのに、その中の「できなかったこと」をさらに探してしまうということはないでしょうか。それを向上心と言ってしまえばその通りではありますが、向上心のせいで心が折れていては意味がありません。
目標高く、完璧を目指して心が折れがちな人は、そこまでやらないと「人が死ぬ?」「会社が潰れる?」など、自分に少し極端な問いかけをしてみてもいいかもしれません。自分が「大丈夫だ」と思えるラインでゴールを再設定してみましょう。
「私は私、他人は他人」が大事なワケ
他人と比べて自分はできなかった、と心折れてしまいがちな人の場合は、目的に沿って、目標を少し低く設定し直してみてもいいかもしれません。ちょっと背伸びをしたら届きそうな目標を叶えていく、これを重ねることで心折れずに目的に到着しやすくなります。私は私、他人は他人。ゴールは同じであっても、進み方やチェックポイントはそれぞれ異なっていてもいいのです。
また、他者に心ないことを言われた、他者の都合で自分の力を発揮できなかった、という状況で心が折れることもあるでしょう。このような場合、「私は私」と思いましょう。これを手に入れていると、「勝手なことを言っているなあ」「私には関係のないことだ」と、他人事として受け止めることができるようになっていきます。
これは諦めるということではなくて、他人の事情に立ち入らない(立ち入る必要がない)という線引きです。他人の都合は仕方がありません。そのせいで自分が足踏みするのはもったいない。自分に期待して別の方法を考えていきましょう。
いずれのパターンでも、「自分に期待」できることが大切な根底になっています。今よりも、少しだけ大きな私になる、なることができる。まずは、そう信じてみてください。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら